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コラム

愛犬が世間で言う「悪いコ」であることは素晴らしいこと!

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先日、東京であるワークショップに参加しました。

ワークショップの講師の先生は、参加者に語りかけました。

「愛犬がオスワリをしたら、『お利口さんね』と言っていませんか?」と。

これを聞いて、「そりゃあ、そうでしょ!」「オスワリくらいなら当たり前。」と思った人もいるかもしれません。

それに、何より愛犬に対しても、普段からよく言っている言葉ではないかと思います。

何を隠そう、私自身もそうでした。犬用のガムを歯磨き代わりに与える時も、「オスワリ!よーしよし、偉いね~。お利口だね~」と、毎日のように言っていました。

でも!講師の先生の考えは、全く違ったんです。

「お利口さん」は誰にとって都合がいいんですか?

「『お利口さん』という言葉は、一体誰にとって都合がいいから『お利口さん』なのでしょうか?」

講師の先生の言葉に、私は「ドキッ」としました。

それと同時に私は、「愛犬が人間の世界で生きていくためには、人間の世界のルールを教えなければならない」と根拠のない思い込みをしていたことに気づいたんです。

講師の先生は、「犬たちは人間に教えられたルールによって、犬本来の行動が失われつつある」ともおっしゃっていました。

一つ例を挙げるとすると、犬の甘噛みです。

一般的には、「甘噛みは放置しておくと本気噛みになるから、やめさせなければならない!」といった情報で溢れています。

でも、本当にそうでしょうか?

あなたの愛犬も本当に甘噛みを放置していただけで、流血するほどの本気噛みに至ったのでしょうか?

甘噛みの真実

講師の先生曰く、「犬が甘噛みをするのは、『遊ぼう!』と言っているから」なんです。

動画やテレビなどで見る子犬を想像してみてください。子犬同士がじゃれ合って甘噛みし合っている姿を。子犬が母犬や同居猫に甘噛みしている姿を。

もちろん、甘噛みされた方は嫌だと感じたら振り払おうとするだろうし、気に食わなかったら猫パンチで反撃に出るかもしれません。

でも、甘噛みしている姿を見て、「大変!ケンカが始まる!すぐに離さなきゃ!」と思うでしょうか?

それよりも、甘噛みしている子犬に微笑ましさを感じるのではないでしょうか。

そうです!子犬は相手が気に食わないから甘噛みして攻撃しているのではなく、ただ「遊ぼう!」と誘っているしぐさの1つにすぎないんです。

ドッグトレーナーの真実

犬は人間と違って、言葉を話せませんし、手で「こっち来て」と呼ぶこともできません。

彼らの「遊ぼう!」の手段は、甘噛みしたり、しっぽを大きく振ったりして相手に遊ぼうアピールする以外にないのです。

ただ、中には「甘噛みを放置していたら本気噛みに至った」というケースもあるようです。

誤解がないように言っておくと、ただ単に甘噛みを放置していて本気噛みに至るということはありません。

なぜなら、「甘噛みはやめさせなさい!甘噛みは危険!」といった誤った情報に惑わされ、無理に愛犬の甘噛みをやめさせようとした行動にこそ、問題があったからなんです!

今、ドキッとしたあなた!ちょっと思い出してみてください。

例えば、こんなことを愛犬にしたことはありませんか?

  • 本やネット、テレビなどで甘噛みは危険だと知って、ドッグトレーナーに預けた
  • 甘噛みをやめさせるために鼻ピン(指で鼻の頭をピンと強くはじく)や、クレートに閉じ込めるなどの体罰を行った
  • 犬友の根拠のない助言を実行した
  • ドッグトレーナーからしつけだと言われ、体罰を強要させられた
  • ドッグトレーナーの教材を実践した

もしかすると、これらの行為が愛犬を甘噛みから本気噛みへと悪化させたかもしれません。

そりゃあそうです。犬からすれば、「遊ぼう!」と誘っているのに、体罰を与えたり、厳しく叱られたり、知らない人に預けられたりすれば、飼い主さんへの信頼が揺らいでもおかしくありません。

そうなんです!ドッグトレーナーと聞くと、「犬のこと何でも知っている人!」と思うのが普通です。

でも、中には古いしつけ論にいつまでも固執して、犬と本気で向き合おうとしないドッグトレーナーもいます。

もしも、この記事を読んで、顔を真っ赤にして怒り狂ったり、コメント欄から罵声を浴びせるような人がいたとしたら、そのドッグトレーナーは古いしつけ論に固執し、犬と本気で向き合っていない人です。

ドッグトレーナーでない人なら、そういうドッグトレーナーの誤ったしつけ論に心酔しているのでしょう。

本気で犬と向き合い、犬と向き合ってきた経験から学んだ人であれば、業界で上記のような誤った情報を発信しているドッグトレーナーがいることを認めるはずです。

そして、認めた上で、他人を批判することなく、自分のやり方に自信を持って、誰に何を聞かれても真摯に答えることができるでしょう。

過去を振り返って思うこと

私自身も十数年前になりますが、先代の愛犬が子犬の頃に甘噛みをしたら鼻ピンをしたり、叱ったりした経験があります。

今思うと、なぜ、もっと自分で愛犬の行動を深く知ろうとしなかったのかと、自分を責めています。

だからこそ、今いる愛犬には同じようなことはしたくないなと思います。

今いる愛犬は、我が家に来た時にはすでに成犬で、どこで誰に何をされたのか、どんな暮らしをしていたのかは分かりません。

我が家に来た時から甘噛みをすることはなく、「嫌だ!」と感じた時に軽く歯をあてることはします。

でも、今回のワークショップに参加して、甘噛みが「遊ぼう!」という犬本来の行動であることを知って、寂しい気持ちになりました。

愛犬が犬本来の行動を忘れてしまっているのか、人間に対して心の底から信頼できなくなっているのか、私には分かりません。

それでも、これからは少しでも愛犬が愛犬らしく暮らしていけるように、飼い主のエゴを押し付けないようにしていこうと思います。

参考記事:ソラの愛犬のことやプロフィールなどはこちら

さいごに

もしも、私と同じように過去を振り返って思うことがあるのなら、今からでも遅くありません。

愛犬が愛犬らしく暮らしていけるよう、飼い主のエゴはこの際、一緒に捨て去りませんか?

もしかすると、もう愛犬は甘噛みをしてくれないかもしれません。

でも、愛犬が愛犬らしく生きていく環境を変えることが、あなたならできます!

一緒に愛犬のために飼い主のエゴをゴミ箱にポイッと捨てましょう!

 

最後に、講師の先生の言葉は、私自身が記憶を辿って文章化したため、実際とは多少違った言葉となっています。

ただ、受けたニュアンスは近いものがありますので、その点だけご容赦いただければと思いますm(__)m

 

「私もこんな経験があります!」「ウチのコ、甘噛みします♪」など、お気軽にコメントください(*^^*)

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