犬の里親になりたい人を応援するブログ ~犬の引き取り、保健所の登録、飼育方法など丁寧に解説~

satozumu -サトズム-

飼い方

犬が耳掃除を嫌がる理由と洗浄液を使用した耳掃除のやり方

投稿日:2017年11月19日 更新日:

耳掃除を嫌がる犬はけっこういます。何を隠そう我が家の愛犬も耳掃除はあまり好きではありません(笑)

とくに、垂れ耳の犬の場合、耳掃除では注意が必要です。

その理由も含め、今回は犬の耳掃除についてご紹介したいと思います。

犬が耳掃除を嫌がる理由は何なのか?

洗浄液を使用した耳掃除の正しいやり方を学んで、愛犬の耳のケアをしてあげましょう!

スポンサーリンク

そもそも犬には耳掃除は必要?

実は最近、衝撃的な情報を目にしました。

それは、「犬の耳掃除は必要ない」と語る獣医師たちへのインタビュー記事です。

その記事の内容をざっくりご紹介すると、

  • 野生の犬はそもそも耳掃除をしていない
  • 健康な状態の耳には耳掃除は必要ない
  • 耳に汚れやニオイ、耳のトラブルの発症リスクが高い犬種は耳掃除は必要

というような内容でした。たしかに、野生の犬は耳掃除はしていません。

それに、犬の耳にも人間と同じように、自然と耳垢は内部から外へと押し出す機能があります。

そう考えると、耳にトラブルが無い限りは、耳掃除はしなくても良いという考えに納得できます。

また、耳の汚れやニオイも臭くない場合、耳掃除が返って、犬の耳の薄い皮膚を傷つけてしまうリスクもあるようなのです。

ただ、その見極めを素人判断でするのは、ちょっと心配…という方もいらっしゃるはず。

それに、残念ながら我が家の愛犬は、垂れ耳で耳のトラブルの発症リスクが高い犬種なんですね…(;^ω^)

なので、「愛犬の耳掃除は必要かも!」そんなあなたは、ぜひ、このまま読み進めてくださいね。

では、まずは犬の耳掃除をする前に、犬の耳の構造について簡単におさらいしておきましょう。

まずは犬の耳の構造を理解しよう!

犬の耳の中の構造は人間とは、ちょっと違います。

どのように違うのかと言うと、人間の耳は鼓膜まで外耳道が一直線ですが、犬の場合はL字型になっています。

L字に曲がったカーブの先には、鼓膜があり、中耳、内耳と続きます。

このL字こそが犬に耳のトラブルが多い理由とも言えます。

とくに、垂れ耳の場合は、垂れた耳が耳の穴を塞ぐようにフタをしてしまっています。

そのため、耳の中に湿気がこもりやすく、細菌が繁殖しやすい環境を作り出してしまうのです。

細菌が繁殖してしまえば、外耳炎や中耳炎、耳ダニなどの耳のトラブルの原因になります。

ちなみに、耳に関するしぐさの意味を知りたいあなたには、こちらの記事もおすすめです。

他にも、犬の気持ちや心理を知るヒントになる記事がたくさんあります♪
↓ ↓ ↓
犬の気持ちや心理について

犬の耳のトラブル予防には耳掃除を!

先ほどお話したように、耳のトラブルになりやすい犬種や耳の汚れやニオイが臭い犬の場合、耳掃除は欠かせません。

たとえば、

  • シーズー
  • マルチーズ
  • ヨークシャテリア
  • プードル
  • ミニチュアシュナウザー
  • ダックスフンド
  • コッカースパニエル
  • ゴールデンレトリーバー

などの垂れ耳の犬種は、とくに注意が必要です。

動物病院で診察を受け、必要であれば適切な処置や治療を受けるようにしましょう。

そして、定期的に耳掃除を行って、清潔な耳を保つようにしましょう。

犬が耳掃除を嫌がる理由を知ろう!

耳掃除をしようと準備をするだけで愛犬が一目散に逃げる…なんて方もいるのではないでしょうか。

犬はとても利口なので、自分にとって嫌なことがあると分かると、すぐさま察知して足早に逃げるんです。

でも、不思議に思いませんか?

「なんで、耳掃除を嫌がるんだろう??」

たしかに、痛い訳でもなく、うるさい音がする訳でもありません。

では、犬が耳掃除を嫌がる理由には、どんなものがあるのか見てみましょう。

たとえば、

  • 耳を触られたくない
  • 捕まえられて自由を奪われたくない
  • 洗浄液がヒヤっと冷たくて驚く
  • 洗浄液のニオイが苦手
  • 飼い主の緊張が犬に伝わる

などです。

耳を触れられたくなかったり、捕まえられることを嫌がる犬にとっては、耳掃除以前の問題なのです。

耳を触られたり、抱っこされることに慣れていても耳掃除を嫌がる場合は、洗浄液の冷たさやニオイが苦手なのかもしれません。

また、飼い主が耳掃除は大変だと感じたり、愛犬がおとなしくしてくれるか不安な気持ちで耳掃除をしていませんか?

犬は飼い主の表情から感情を読み取り、飼い主の不安な気持ちが犬にうつったり、嫌なことをするのだと察知してしまいます。

これらの理由から、犬は耳掃除を嫌がってしまうのです。

では、どのように耳掃除をやるのが正しいのでしょうか? さっそく耳掃除の正しいやり方を見ていきましょう。

洗浄液を使用した耳掃除の正しいやり方

犬の耳の皮膚は薄く、綿棒などでこするだけでも傷つけてしまう場合があります。

人間の耳掃除と同じように考えるのは、注意が必要だということです。

場合によっては、小さな傷から細菌が感染したりと、耳掃除のやり方によっては耳のトラブルを起こしかねないのです。

では、耳掃除の正しいやり方を一緒に見ていきましょう!

愛犬の耳の中をチェックしよう!

まずは、耳掃除をする前に愛犬の耳の中をチェックしましょう。

どのようなことをチェックすればよいのかと言うと、

  • 耳の中が腫れたり赤くなっていないか?
  • 耳垢の色がいつもと違っていないか?
  • 耳垢がいつもより多く出ていないか?
  • 耳の中から異臭がしないか?
  • 耳から出血していないか?

などをチェックします。これらの項目に当てはまる場合は、一度、動物病院に受診しましょう。

また、愛犬のこんなしぐさが見られた場合も、要注意です!

  • 耳を気にするしぐさをする
  • 耳を後ろ足で頻繁にかく
  • 耳を触ると痛がる
  • 頭をよく振る
  • 耳が聞こえていないようで、飼い主の呼びかけに反応しない

などのしぐさや行動が見られた場合も、動物病院を受診することをおすすめします。

ちなみに、足で頭をかく理由は他にもあります。こちらの記事も参考にご覧ください。

では、いよいよ洗浄液を使用した正しい耳掃除のやり方をご紹介します。

犬の耳掃除は洗浄液で簡単にできる!

犬の耳掃除で洗浄液を使用する理由は、犬の耳に負担をかけない方法だからです。

とくに、綿棒は犬が突然動いたり暴れたりしたときに耳の奥に入ってしまうと、大変危険です。

その点、洗浄液であれば、犬の耳を傷つけることはありません。

では、耳掃除に必要なものを揃えておきましょう。

  • 犬の耳専用の洗浄液
  • コットンもしくは脱脂綿

この2つだけあれば、愛犬の耳掃除ができます。

では次に、耳掃除のやり方の手順をご紹介します。

  1. 犬の耳を広げて持ち、洗浄液を数滴耳の穴の中へ垂らす
    ※洗浄液に記載の量を確認しましょう
  2. 耳の根元の外側を優しくマッサージし、犬にブルブルさせる
  3. コットンで耳の表面に浮き出た汚れを優しく拭き取る

以上の3ステップだけでOKです。

では、1つずつ詳しく解説していきます。

スポンサーリンク

Step1.耳の中に洗浄液を垂らす

洗浄液を耳の穴の中に垂らす量は、使用する洗浄液に記載されている量を守りましょう。

洗浄液が少なすぎると、耳の中の汚れを浮き出させることができなくなります。

その一方で、洗浄液が多すぎても耳の中に水分が残り、湿気がこもる原因や細菌繁殖の原因になりかねないので注意しましょう。

Step2.耳の根元をマッサージ&頭ブルブル

洗浄液を耳の穴の中に垂らしたら、耳の根元を優しくマッサージしてあげます。

マッサージすることで、耳の中の洗浄液を浸透させます。

このとき、クチュクチュと音が鳴ると、上手にマッサージできているサインです。

軽くマッサージをしたら、次は愛犬の出番です!押さえていた手を離せば、自然と頭をブルブルと振るわせます。

このブルブルをすることによって、耳の内部の汚れを浮き出させることができます。

もしも、ブルブルしない場合は、愛犬の耳元にそっとフーっと息を吹きかけてあげましょう。息を吹きかけることで、犬はブルブルしてくれます。

Step3.コットンで汚れを拭き取る

最後は耳の表面に浮き出た汚れを清潔なコットンで優しく拭き取ってあげましょう。

このとき、無理に内部までゴシゴシと拭かなくてもOKです。

もしも、耳のヒラヒラした部分(耳介)に汚れが多い場合は、コットンに洗浄液を湿らせて優しく拭き取ってあげましょう。

ちなみに、動画で耳掃除のやり方を確認したい方は、こちらの動画をご覧ください。

30秒程度の動画で、とても分かりやすくまとめられています。

耳掃除をするときの注意点とは?

耳掃除をするときの注意点は、

  • 強く耳をこすらないこと
  • 綿棒を使用しないこと
  • 洗浄液の使用量を守ること
  • 人間用のウェットティッシュやシートは使用しないこと
    ※犬の皮膚には刺激が強いアルコールが含まれているため

になります。

また、プロのトリマーさんがカンシに脱脂綿を巻いてやる方法を紹介している動画があります。

一見、簡単そうに見えます。でも、脱脂綿の巻き具合や犬の保定(※1)の状態によっては、犬の耳を傷つけてしまうかもしれません。

耳掃除に慣れていない初心者の方は、マネしないことをおすすめします。

ちなみに、耳掃除以外にも気をつけたいケアがあります。

こちらの記事を参考に、愛犬の健康のためのケアをしましょう!

乳酸菌サプリも最近注目を集めていますね♪

※1.保定とは、犬に注射や治療などの処置をする際に、動いたり暴れないように体を押さえておくことを言います。

耳掃除に関するQ&A

では、ここからは耳掃除に関する疑問にお答えしようと思います!

Q1.耳掃除の頻度は?

A.一般的には週に1~2回程度

一般的には週に1~2回と言われています。

ただ、記事の最初でもお話した通り、とくに耳のトラブルがなく、健康的な耳の場合は月に1回程度の耳掃除や動物病院での診察でOKだと言われています。

愛犬の耳の表面の汚れが気になる場合は、コットンに洗浄液を湿らせて、優しく拭き取ってあげるだけでも良いでしょう。

ただ、獣医さんの指示以外で、週に1~2回以上の頻度で耳掃除をするのはやり過ぎなので注意しましょう。

Q2.どうしても自宅で耳掃除ができないときは?

A.無理にやろうとせず、プロに任せましょう!

犬の中には耳掃除を嫌がって、どんなに飼い主さんが工夫をしてもどうしてもやらせてくれない犬もいます。

そんなときは、無理にやろうとせず、動物病院やペットサロンなどでプロにお願いしましょう。

無理に耳掃除をやろうとすると、返って耳掃除に嫌な記憶を植え付けたり、飼い主さんへの信頼が失われてしまうこともあります。

とくに、保護犬だった犬の場合、私たちには分からない恐怖や不安を抱えている場合があります。

それに、耳掃除ができないからといって、決して、飼い主失格な訳ではありません。

プロの方に任せて、少しずつ慣れさせてから自宅でやるという方法も1つの手です。

Q3.耳毛抜きは必要?

A.必ずしも必要だとは思いません!

個人的な意見ですが、必ずしも耳毛を抜く必要はないと思っています。

その理由として、

  1. 耳毛は耳の中に異物などの侵入を防ぐ役割がある
  2. 耳毛を抜くことで炎症を起こすことがある

ためです。

そもそも、耳毛は耳の中に異物の侵入を防ぐために生えています。

人間で言う鼻毛と同じような役割ですね。

また、耳毛を抜くことで少なからず、皮膚に小さな傷ができることになります。

この小さな傷に細菌が入ることで、炎症を起こしてしまうことがあります。

ただ、適切に耳毛抜きをすることでメリットもあります。

たとえば、

  • 耳の中の通気性を良くする
  • 耳の皮膚の状態がチェックしやすくなる

などです。

獣医さんによっても、耳毛抜きをする派としない派と考え方はそれぞれのようです。

信頼できる獣医さんに相談してみるのも良いですね。

総合的に判断して、最終的に決めるのは飼い主であるあなたです。

ちなみに、我が家では刃先が丸い犬専用の小さなハサミで耳毛を時々切ってあげます。

耳毛は全てを切るのではなく、耳の中でゴソゴソする長い毛だけをカットする感じです。

ただ、大人しくできる犬にはハサミでのカットはおすすめですが、落ち着いていられない犬の場合はおすすめできません。

刃先が丸いハサミでも犬が動いたり暴れれば、耳の中を傷つける恐れがあるので、マネはしないでください。

Q4.垂れ耳はどうやって耳の中の風通しを良くすればいい?

A.少しの間、耳を折り返してあげましょう

立ち耳に比べて垂れ耳は、自分の耳でフタをしてしまっているのと同じ状態です。

なので、定期的に耳の中の風通しを良くしてあげる必要があります。そんなときには、耳を折り返してあげます。

また、バセットハウンドのような長い垂れ耳の場合は、耳を折り返した状態になるように犬用の耳カバーや緩めのヘアバンドを上手に活用すると良いでしょう。

Q5.愛犬が耳掃除を嫌がって暴れる場合はどうすればいい?

A.何を嫌がるのか原因を突き止めて改善する

耳掃除を暴れるほど嫌がる場合は、無理に体を押さえつけてやるのは逆効果になります。

さらに耳掃除を嫌がったり、恐怖を感じるまでに悪化するかもしれません。

そんなときは、愛犬が耳掃除の何を嫌がるのかを突き止めましょう。

この記事で紹介した耳掃除を嫌がる理由を参考に、探ってみてください。

Q6.耳掃除を嫌がる犬に必要なしつけやトレーニングは?

A.耳を触っても嫌がらないこと、洗浄液に慣らすこと

耳掃除を嫌がる理由が分かったら、その嫌がることを嬉しいことと記憶を書き換えてあげる必要があります。

たとえば、

  • 耳を触られるのが嫌な犬
    ⇒耳を触らせてくれたら、大好きなおやつやおもちゃを与える
  • 洗浄液を怖がる犬
    ⇒洗浄液のニオイを嗅がせたり、鼻や手など体に触れさせたら、たくさん褒めてあげる

などのように、たくさん褒めてあげたり、おやつやおもちゃなどでご褒美を与えます。

そうすると、犬は「耳を触らせたら良いことがある!」

「あのニオイは…おやつがもらえる!」と、良い記憶をつけてあげることで耳掃除に対する嫌な記憶を上書きすることが可能です。

焦らず、時間をかけて慣らしていきましょう。

ちなみに、こちらの記事にあるドライヤー嫌いの犬に慣れさせる方法を耳掃除に置き換えて試してみてください。

 

Q7.洗浄液以外の耳掃除の方法はある?

A.初心者であれば、洗浄液が一番簡単でオススメ!

他には、市販の犬専用の耳掃除シートを指に巻いて優しく拭いてあげる方法もあります。

耳掃除に慣れている上級者の飼い主さんなら、プロのトリマーさんが動画で紹介しているようなカンシに脱脂綿を巻いてやる方法もあります。

動画を参考にする場合は、トリマーさんや動物看護士などのプロの専門家が教える動画を参考にしましょう!

さいごに

犬の耳掃除のやり方一つ違うだけで、犬の耳の健康を害してしまう恐れもあります。

そう考えると、犬の体や心について私たちはまだまだ知らないことがたくさんあります。

愛犬の健康のためにも、犬の体や心について深く知って、いつまでも元気に過ごさせてあげたいですね!

グーグルアドセンス

スポンサーリンク

-飼い方

Copyright© satozumu -サトズム- , 2018 AllRights Reserved Powered by micata2.