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コラム

プロフェッショナルから学ぶ犬との向き合い方

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先日、2018年1月29日にNHKで放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀 ワンちゃんスペシャル」を観ました。

この番組を観られた人もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回のスペシャルにはトリマー、獣医師、訓練士の3人のプロフェッショナルが登場しました。

犬との関わり方はそれぞれ全く異なりますが、1頭1頭の犬生と真正面から真剣に向き合っている姿に感銘を覚えました。

そこで今回は、私なりに感じたことを皆さんとシェアできればなと思い、執筆することにしました。

 

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流行のヘアスタイルが犬も飼い主も幸せにする

1人目に登場したのが、カリスマトリマーの小島麻里さん。

『みんなを、もっとハッピーに』をモットーに、犬の骨格や年齢、個性を大切にして、1頭1頭に合ったヘアスタイルを生み出しています。

そんな小島さんが語る言葉の中で印象的だった言葉がありました。

「かわいくなれば、飼い主さんが連れて歩きたくなって、犬と一緒に居る時間が増えるから、犬自身の幸せに繋がっていく(たしか、こういうニュアンスだったはず)」

この言葉を聞いてパッと頭に浮かんだのは、飼い主に捨てられて殺処分される犬のことでした。

以前、こちらの記事でもご紹介した通り、引っ越しや愛情が湧かなくなったなどを理由に保健所に飼い犬を連れて行く人がいます。

飼い主が飼い犬を保健所に直接連れて行くということは、その日のうちに殺処分することを意味しています(自治体によって異なります)。

結局のところは、犬の命は軽視されているんですよね。悲しいことに。

 

犬は何も変わらないのに、飼い主の意識が変わっただけで簡単に捨てられてしまいます。

だからこそ、小島さんのようにトリミングで犬や飼い主さん、その周りにいる人たちをハッピーな気持ちにできるヘアスタイルであれば、犬も幸せになれると感じました。

子犬と成犬だったら、子犬の方がかわいいと感じる人も多いことでしょう。

だからといって、かわいくないから手離して、別の子犬を飼うのはちょっと違うと思うんです。

むしろ、子犬と同じようにかわいい犬でいて欲しいなら、飼い主さんが愛犬をかわいくしてあげる努力をするべきではないでしょうか。

私自身は、流行のヘアスタイルには全く興味がありません。

それよりも、季節に合った長さで、トリミング時間が長くならず、愛犬の負担にならない形であれば良しとしています。

それに、おしゃれなヘアスタイルでないからといって、愛犬への愛情が薄れることはありませんからね。

ただ、飼い主さんの中にはそうは思わない人も少なからずいらっしゃると思います。

もしも、愛犬に負担がかからない前提で、トリミングを通じて犬も飼い主さんも幸せになれるのなら、1つの手段として愛犬のヘアスタイルに流行を追うのもアリかなと感じました。

それで愛犬と飼い主さんの絆が深まるきっかけとなったり、飼い主さんが愛犬への愛情が取りもどせるのなら、ステキなことだと思います。

もちろん、そのためにはどんなペットサロンを選ぶのかが重要になってきます。

私も短期間でしたが、ペットサロンで働いていた経験があるので、ペットサロンの裏事情的なことも多少は理解しています。

もしも、ペットサロンの裏事情を知りたいという人やソラ流ペットサロン選びのポイントを知りたいという人は、記事下のコメント欄よりコメントしてくださいね♪

コメント数が多ければ、ブログでご紹介したいと思います。

寿命は飼い主の行動と決断で決まる

2人目に登場したのが獣医師の小林哲也さん。

近年、犬の平均寿命も14.19歳と伸びており、高齢化に伴ってがん発生率が高くなっているといわれています。

こちらの表は2017年の犬の大きさ別の平均寿命を表しています。

犬の大きさ 平均寿命
全体 14.19歳
超小型 15.01歳
小型 14.66歳
中・大型 13.29歳

出典:一般社団法人ペットフード協会「平成29年 全国犬猫飼育実態調査(PDF)」

小林獣医師の病院の待合室には、かかりつけの動物病院で「がん」と診断された愛犬とその飼い主さんで一杯でした。

その中には、がんが進行して足を切断せざるを得ない状況の犬もいました。

しかし、小林獣医師を始めとするスタッフが診断を確定するために、いくつもの検査を行った結果、足の切断をしなくても別の治療法があることが分かったのです。

「かかりつけの獣医さんがこう言っているから、諦めるしかないのかも…」と飼い主さんは小林獣医師の所へ行かない選択もできたはずです。

けれど、足の切断を覚悟しつつも、こうして小林獣医師の所へたどり着いたことで、愛犬は足を切断せずに済んだのです。

これは、小林獣医師が優れた獣医師であったことももちろんですが、最後の望みをかけて優れた獣医師を探し、受診しに行ったという飼い主さんの行動と決断があったことが最も重要なポイントだったと感じました。

飼い主さんが諦めていれば、愛犬は足を失っていたかもしれません。

たとえ、小林獣医師の元にたどり着いたとしても、決断が遅れすぐに受診しなかったら、手遅れだった可能性もあったはずです。

愛犬の寿命はどこかの機関の調査で出たデータで決まる訳ではなく、飼い主さん自身の行動と決断で大きく変わるのだと強く実感しました。

安価なドッグフードを選ぶのも、食の安全性にこだわった質の高いドッグフードを選ぶのも、飼い主さんが決めることです。

愛犬は健康だからと、重大な症状が出るまで放って置くのも、念のため定期的な健康診断を受けるのも、飼い主さんが決めることです。

任意の予防接種を受けるのも、副作用が気になるから受けないのも、飼い主さんが決めることです。

もちろん、愛犬の寿命の原因が100%飼い主の責任だとは思いません。

遺伝的な病気が潜んでいる場合もありますし、不慮の事故で亡くなる場合もあります。

だからこそ、日々しっかりと愛犬の健康と向き合っていくことが大切だと思うんです。

手遅れになる前に、早期治療。早期治療が必要になる前に、早期発見。早期発見ができるように、愛犬とのスキンシップや健康チェックを行う。

今からでも遅くはないことがたくさんあるかもしれません。

ぜひ、愛犬のためにできることを一度、見直してみてはいかがでしょうか。

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飼い続けることを諦めない

3人目で最後に登場したのが、訓練士の中村信哉さん。元々は警察犬の訓練士として活躍されていたそうです。

その後、ドッグトレーナーが手に負えないとさじを投げた凶暴犬を専門に預かって、長期間の訓練を行っています。

凶暴犬といわれるだけあって、ほとんどの犬は飼い主だけでなく、ドッグトレーナーや動物病院のスタッフなどに対し、噛みつき事故を起こしている犬ばかりです。

中村さん自身も犬を訓練する際に、噛まれることが多くあるようです。

手に負えないと感じたドッグトレーナーはきっと、身の危険を感じたからトレーニングの続行を断念したのかもしれません。

こうした凶暴犬と呼ばれる犬たちの訓練を中村さんが引き受けたのには、凶暴犬たちへの強い思いがあったからでした。

手に負えないからといって犬を手離せば、その犬は殺処分される道しか残されていません。

つまり、凶暴化した犬を更生することを諦めてしまったら、その犬の命が終えることを意味していると強く感じていたのです。

 

保健所などで一般の人に譲渡される犬の多くは、こうした凶暴性がある犬は対象外になります。

日本では、行き場のない犬や凶暴性が強い犬は殺処分されるのが仕方ないというのが社会や国の考え方です。

だからこそ、中村さんは犬たちに何襲われようとも、命がけで犬たちを更生させてきたのです。

 

訓練を受ける犬の中には、叱ってしつける考えのドッグトレーナーと褒めてしつける考えのドッグトレーナーの正反対のトレーニングを受けたために、人に懐かない犬になってしまった犬がいました。

飼い主さんとしては藁をもつかむ気持ちで、ドッグトレーナーに救いを求めていたのでしょう。

ドッグトレーナーも自身の考えや師匠の教えに従って、懸命にトレーニングをしていたのでしょう。

きっと、それぞれがその犬のために、ベストを尽くしていたんだと思います。

ただ、そのベストは犬を更生させるのではなく、凶暴化するまでに追い詰めてしまったのだと感じました。

中村さんは愛のムチをもって、命がけでこうした凶暴化させられてしまった犬たちと日々向き合っています。

こうした犬たちへの強い思いが殺処分という選択肢の抑止力となってくれているのだと感じました。

 

ただ、ここまでご紹介したことは、凶暴犬やその飼い主さんだけに言えることではなく、私やあなたのように犬を飼っている人の誰にも言えるのではないでしょうか。

たとえば、

  • お散歩の頻度が少ない
  • 長時間の留守番
  • おいしくないドッグフード
  • 飼い主とのスキンシップ不足
  • 過剰な甘やかし
  • 必要以上に厳しいしつけや訓練
  • 環境の変化によるストレス
  • 誤った情報を鵜呑みにする

などが考えられます。

中でも、最後に挙げた「誤った情報を鵜呑みにする」という点では、私自身もサトズムを通し、多くの飼い主さんに情報発信をしている立場として身が引き締まる思いです。

TVや書籍で発表されたことが全て正しいとは限りませんし、著名人が発した言葉が全て正しいとも限りません。

有名大学の研究結果ですら、根拠のないデータを用いて発表している場合もあるのですから。

参考:NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀 ワンちゃんスペシャル」

さいごに

世の中には、多くのプロフェッショナルがいて、専門的なことはプロにお願いするのが最善の策だと考えてしまいがちです。

でも、飼い主自身も正しい情報から学び、知識をつけて愛犬と接していく必要があるのではないでしょうか。

私もまだまだ知識不足な点もあるので、より一層気を引き締め、サトズムで一次情報や正確なデータなど根拠ある情報を発信していきたいと思います。

そして、サトズムが多くの飼い主さんの情報収集や情報交換の場となり、共に成長して行けるよう努力していきたいと思います!

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