犬の里親になりたい人を応援するブログ ~犬の引き取り、保健所の登録、飼育方法など丁寧に解説~

satozumu -サトズム-

里親

譲渡前に必須!保護犬をトライアルで迎えるときのチェック項目

投稿日:2017年6月28日 更新日:

里親になりたい保護犬が見つかって、保護団体や市区町村の動物愛護センターで里親の審査に受かっても、すぐに保護犬を引き取ることはできません。

と言うのも、保護犬を自宅に迎える前にトライアルが必須だからです。

譲渡前にトライアルをしっかりと行い、保護犬との相性や自宅での飼育に問題ないかを確認することが大切です。

そこで今回は、譲渡前のトライアルでチェックしておきたいことをご紹介したいと思います。

スポンサーリンク

そもそもトライアルとは?

トライアルというのは、保護犬を実際に自宅に迎えて一定期間だけお試しで一緒に暮らすことを言います。

このトライアルは、保護犬と里親とのお見合い期間になるのです。

では、トライアルの期間やトライアル中の飼育費用などについて見ていきましょう。

トライアルの期間はどれくらい?

トライアルの期間は、保護団体や市区町村の動物愛護センター等で設定されている期間が異なります。

大体1週間~1ヶ月程度が一般的です。

我が家では1週間のトライアル期間が設けられました。

トライアル中の飼育費用は?

基本的にトライアル中の飼育費用は、あなたの負担となるのが一般的です。

トライアルをする際に必要なものを購入する場合もあなたの負担となります。

万が一、保護犬が病気やケガをした場合は、保護団体や市区町村の施設などで対応の仕方が異なります。

事前に確認しておくことをおすすめします。

トライアルに必要なものは?

トライアル中に必要となるものは、次の通りです。

  • 迷子札
  • 首輪、ハーネス、リード
  • ドッグフードや犬用おやつ
  • 食器(ドッグフード用、水用)
  • ペットシート
  • シャンプー、ブラシやクシなどのケア用品
  • ペット用消臭スプレー
  • 犬用のタオル
  • サークルやケージ
  • 犬用ベッドもしくは寝床になるもの
  • 犬用おもちゃ

これ以外に、我が家で事前に用意したものをご紹介します。

  • ブラッシングスプレー
  • 犬用のふりかけ
    ※ドッグフードを食べないときにふりかける
  • 犬用の缶詰
    ※食欲がないときに与える
  • 犬用のレインコート
    ※雨の日のお散歩用
  • 除菌ウェットティッシュ
    ※お散歩後に足裏や肉球などを拭く

これらのものは絶対に必須ではないけれど、実際にあると便利です。

<我が家の愛犬の場合>

お散歩がとにかく好きだったので、雨の日でもなるべく濡れないように犬用のレインコートを用意しました。

実際に使ったのは、正式に引き取った後でしたけど(笑)

そして、犬用の缶詰があると便利です。

自宅に迎えたばかりの保護犬は、慣れない環境下で食欲が落ちることがあります。

そんなときに、犬に嗜好性の高い缶詰をトッピングに混ぜることで、ドッグフードも食べられるようになります。

では、次にトライアルでチェックするべき項目を確認していきましょう。

トライアルでチェックするべき項目とは?

最初にお話しした通り、トライアルは保護犬と里親のお見合い期間です。

短期間でお互いのことを知るには難しい部分もありますが、実際に一緒に暮らしてみることで分かることもあります。

ここでは、私自身がトライアルを経験した中で、「ここはチェックするべき!」と感じた項目をご紹介したいと思います。

その項目とは、

  • 保護犬と家族全員との相性はどうか?
  • 先住犬や先住猫との相性はどうか?
  • 保護犬に無駄吠えなど問題行動はないか?
  • お散歩や一緒に遊ぶ時間と体力はあるか?
  • ドッグフードなど飼育にかかる費用を賄っていけるか?
  • 保護犬の健康状態はどうか?
  • 責任を持って終生飼育できるか?

などがあります。

では、一つずつ詳しく解説していきます。

 保護犬と家族全員との相性はどうか?

保護犬の中には、家族の中でも特定の人にしか懐かないという場合もあります。

<我が家の場合>

家族の中でも一番初めに出会った私や母に懐いて、他の家族には「ウー」と唸ることがありました。

どうやら、我が家の愛犬の場合は、愛犬と接する時間に比例して懐き度が変わることが分かりました。

今では、私や母以外にも少しずつですが心を開くようになりました。

保護犬と家族全員との相性を知ることは、とても大切です。

ここで重要なポイントは、最初から懐かないかもしれないと知った上で、我慢強く保護犬と向き合っていける覚悟があるかです。

保護犬には私たちが計り知れない辛い経験や心に深い傷を負っている場合もあります。

成犬を引き取る場合はとくに、こういった保護犬のバックグラウンドを自分なりに想像力を働かせながら、接することが重要なのです。

先住犬や先住猫との相性はどうか?

犬や猫など他にペットを飼っている場合は、保護犬とペットとの相性を確かめておく必要があります。

とくに、犬や猫の場合、多頭飼いに向いていない性格のコもいることを理解しておきましょう。

相性が悪い同士を一緒に飼うと、どちらにとってもストレスが溜まり、飼育する上で良い環境とは言えません。

保護犬とペットの相性が悪い場合は、次のことを考えるようにしましょう。

  • 相性が良い保護犬を他に探す
  • 保護犬を引き取ることを諦める
  • 今はペットだけに愛情を注ぎ、ペットが生涯を終えた後で改めて保護犬を引き取る

保護犬に無駄吠えなど問題行動はないか?

独自の考えを持つ一部の保護団体などでは、トライアルをあえて行わないという所もあります。

ただ、どんなに里親としての覚悟があっても、実際に自宅に迎えてみると、次のような問題が起こる場合もあります。

  • 無駄吠えがひどい
  • 家族に懐いてくれない
  • 家族の特定の誰かにだけ攻撃的になる

保護犬にはどんな犬がいるのか知りたい人は、こちらの記事を参考にご覧ください。

「保護犬なんだから、そういうリスクもあるのは知っての上で引き取るんでしょう?」

そう言われてしまうとそれまでです(;^_^A

でも、私はやはり、「これはちょっと無理かも…」と少しでも心が揺らいだまま保護犬を引き取るのは、保護犬にとっても里親にとっても幸せとは言えないと思うんです。

だからこそ、中途半端に「これくらいの問題行動なら何とかなるかも?」と、安易な気持ちで保護犬を引き取るべきではないのです。

あなた自身の犬の飼育経験や身近に犬の問題行動に対して的確なアドバイスをもらえる環境にあるかないかを考えた上で、引き取るかどうかを決めるようにしましょう。

スポンサーリンク

お散歩や一緒に遊ぶ時間と体力はあるか?

犬のお散歩は朝晩と毎日2回は必要です。

ですが、毎日朝と晩にお散歩に行っていればそれで良いのかというと、それはまた別の話になります。

と言うのも、保護犬によって運動量も体力も違うからです。

また、お散歩や運動以外にも、おもちゃで遊んだりスキンシップを取る必要もあります。

とくに甘えん坊の性格の犬の場合、飼い主さんとのスキンシップ不足でストレスを溜めてしまうこともあります。

だからこそ、お散歩や遊ぶ時間、それをこなせる体力があるかどうかをトライアルで見極める必要があるのです。

<我が家の場合>

小型犬で比較的運動量が少ないと言われる犬種のミックスです。でも、実際はお散歩が大好きで運動量も多く、飼い主の方がお散歩させられているようでした(;^_^A

今では、飼い主がちゃんと愛犬をお散歩させていますが…(笑)

ドッグフードなど飼育にかかる費用を賄っていけるか?

「1頭でも保護犬を救いたい!」その気持ちはよく分かります。

でも、実際のところ、現実はシビアで経済的な余裕がなければ、保護犬を引き取っても良い環境を与えることはできません。

と言うのも、保護犬の健康のために良質なドッグフードを与えようと思うと、それなりの食費がかかります。

定期的に健康診断を受けたり、ノミダニやフィラリア用の薬を処方してもらうと、それなりの医療費がかかります。

美しい被毛や清潔な体を保つために、ペットサロンでキレイにしてもらいますが、それなりの美容費がかかります。

仮に、なるべく節約しようと考えて、安価で安全性も怪しいそこそこのドッグフードで保護犬を幸せにはできないですよね?

医療費にお金をかけられなくて、体中にノミやダニ、フィラリアに寄生されて体調を崩しても保護犬が幸せだと言い切れませんよね?

定期的なトリミングが必要な犬種でも、節約のために自宅でシャンプーをして毛玉だらけで皮膚が引っ張られて痛い思いをさせていても保護犬は幸せだと言えるでしょうか?

現実はとてもシビアです。

「保護犬を救いたい!」だけでは、本当の意味で保護犬を救うことも幸せにすることもできないのです。

マダニについては、こちらの記事を。フィラリア症の予防薬チュアブルについてはこちらの記事を参考にご覧ください。

 

私自身も愛犬を引き取るまで、保護犬を家族に迎えるための環境や心構えが整っておらず、保護犬を引き取る選択がずっとできませんでした。

でも、これは恥ずかしいことではありません。

もしも、私と同じように考えているのなら、保護犬を引き取る環境や心構えが整っていなくても、決して自分を責める必要も恥ずかしがる必要もありません。

ここまで読んでくださったあなたなら、この意味がもう分かっているはずです。

保護犬を救えない自分を美化しているのではなく、保護犬にとってもあなた自身にとっても正しい選択をしたのです!

経済的に余裕が無い場合は、まずは経済的な余裕を作ることから始めてみましょう!

保護犬の健康状態はどうか?

保護犬の健康状態を事前に調べておくことも大切です。

保護団体や市区町村の施設などでは、1頭1頭に高額な検査費用をかけられないため、詳しい検査をすることはできません。

もちろん、目で見て分かる範囲や症状や外傷などが分かる場合は、検査を行って治療をしている場合もあります。

でも、全ての犬の健康状態を完璧に把握することは、コストや人手、時間において難しいことなのです。

<我が家の場合>

トライアル中に動物病院でレントゲンや血液検査など保護犬の健康状態のチェックをしてもらいました。

もちろん、自己負担での支払いです。

結果的には健康でしたが、右の後足の股関節が正常な位置にないことが分かりました。

幸いにも今のところ、生活には支障がないとのことでホッとしましたが、年を取るごとに関節に痛みが出る場合もあるとのことでした。

このように、事前情報にはない情報が後で分かるというケースも少なくないのです。

もしも、あなたが健康な保護犬にあくまでもこだわるのなら、自己負担でも獣医師さんに一度診てもらうことをおすすめします。

責任を持って終生飼育できるか?

保護犬を引き取るということは、終生飼育が必須条件です。

その責任や覚悟がないのなら、保護犬を引き取るべきではないと私は思います。

もちろん、トライアルの短期間だけでは保護犬のことを全て知ることはできません。

それなら、何のためにトライアル期間が設けられるのでしょうか?

あなたは、この質問にどう答えますか?

 

私なら、こう答えます。

里親として保護犬が犬生を最期まで全うするのを見届ける責任や自信が持てるかの確認のためにあるのだと。

 

短期間の中で保護犬と信頼関係を築いていけそうか?

このコを何がなんでも守って行く責任と自信(覚悟)があるか?

「二度と飼い主に捨てられる辛い思いをさせない!」とこのコに誓うことができるか?

今一度、あなたの心に問いかけてみてください。

さいごに

今回は、保護犬の譲渡前に行うトライアルでチェックすべき項目をご紹介してきました。

「このコこそ、運命だ!」と、インスピレーションだけで保護犬を選んでしまうと、譲渡後に保護犬との相性が悪いことに気づいたり、様々なトラブルの元となってしまいます。

中には、譲渡後に問題が発生して、保護犬を返すという方も少なくありません。

そうなっては、引き取られた保護犬はまた飼い主に捨てられることになり、辛い思いをさせることになります。

保護犬たちにこんな辛い思いをさせないためにも、譲渡前には必ずトライアルを行い、以下にあげる項目を確認した上で、保護犬を引き取るかどうかを決めましょう。

  • 保護犬と家族全員との相性はどうか?
  • 先住犬や先住猫との相性はどうか?
  • 保護犬に無駄吠えなど問題行動はないか?
  • お散歩や一緒に遊ぶ時間と体力はあるか?
  • ドッグフードなど飼育にかかる費用を賄っていけるか?
  • 保護犬の健康状態はどうか?
  • 責任を持って終生飼育できるか?

あなた自身が保護犬と楽しく過ごすために。

保護犬が1日も早く安らげる場所に引き取られるために!

保護犬の里親になるための心構えや手続き・登録について解説へ戻る

グーグルアドセンス

スポンサーリンク

-里親

Copyright© satozumu -サトズム- , 2018 AllRights Reserved Powered by micata2.