ドッグフードの選び方!種類や気をつけることを解説
- 2017.01.11
- 食べ物

晴れて犬の里親となったあなたが次にする行動は、犬用のベッドや食器、おもちゃなど犬を迎えるための準備です。
中でも重要なのが、ドッグフード選びです。
選んだドッグフードによっては、体の不調を招く原因にもなりかねないからです。
でも、いざドッグフードを選ぼうとしたときに、「犬に合ったドッグフードって、どれだろう?」「種類が多すぎて、どれを選べばいいのか分からない!」と、悩むことってありますよね。
そこで今回は、犬のドッグフード選びで気をつけたいことについてご紹介します。
ドッグフード選びで気をつけたいこととは?
ドッグフード選びでとくに気をつけたいことは、次の通りです。
- 原材料をチェックする
- 価格やパッケージで選ばない
- 犬の年齢や体質に合ったものを選ぶ
- 犬が食べても安心なものを選ぶ
- 食べやすい大きさのものを選ぶ
では、一つずつ見ていきましょう。
原材料をチェックする
ドッグフードを選ぶ上で最も重要なことが原材料に何が使われているのかを知ることです。
パッケージの裏や横には必ず原材料の表示があり、添加物を含む全ての記載が法律によって義務化されています。
そして、もう一つ大切なことは原材料の記載されている順番です。
この順番は、ドッグフードに占める割合が多い順に記載されています。
穀物(トウモロコシや小麦粉など)の割合が多かったり、肉は肉でも副産物(※1)が使われているものは、おすすめできません。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
価格やパッケージで選ばない
ドッグフードにはリーズナブルなものから高級なものまで、様々な種類があります。
一見、安いものは品質が良くない、高いものは品質が高いと思ってしまいがちです。
でも、価格だけで判断するのは間違いです。
また、「パッケージが可愛い」や「CMに出ている犬が美味しそうに食べてたから」と、見た目や人気だけで選ぶのも良くありません。
しっかりとドッグフードの中身を見極め、犬に合ったものを選ぶことが大切です。
犬の年齢や体質に合ったものを選ぶ
意外とドッグフード選びに忘れられがちなのが、犬の年齢や体質に合ったものを選ぶことです。
子犬と成犬、老犬では必要な栄養もカロリーも違います。
また、犬によっては食物アレルギーを持つ犬もいれば、病気の治療で療法食(※2)が必要な犬もいます。
犬の年齢や体質に合ったドッグフードを選ぶことで、より健康な体を維持することができます。
ちなみに、愛犬の腸内環境を整えるには、乳酸菌サプリがおすすめです。
犬が食べても安心なものを選ぶ
ドッグフードを選ぶ際に「総合栄養食」(※3)や「AAFCO(全米飼料検査官協会)」(※4)の栄養基準を満たしているものを選びなさいとよく言われています。
これは、日本よりも栄養基準が高い米国の基準値を推奨しているからです。
日本におけるドッグフードの基準や法律など、欧米に比べるとまだまだ緩く、未だに粗悪なドッグフードを作る会社もいます。
なので、犬に安全なドッグフードを選ぶなら、「プレミアムドッグフード」を選ぶことをおすすめします。
プレミアムドッグフードは、人間が食べるものと同じ新鮮な原材料を使用し、添加物の使用を最小限に抑えて作られたものです。
ちなみに、総合栄養食と一緒に与える必要がある水を愛犬が全く飲まない時には、こちらの記事がおすすめです。
⇒犬が水をあまり飲まない!水の適切な温度と与え方
食べやすい大きさのものを選ぶ
ドッグフードには、年齢や体質別に種類が分けられていますが、体の大きさ、つまり口の大きさに合ったものを選ぶことが大切です。
例えば、トイプードルやチワワなど口の小さな犬種に大型犬と同じ大きさのドッグフードを与えては食べづらいですよね。
ドッグフードの中には、トイプードル専用や柴犬専用など犬種別に作られたものもあるので、犬が食べやすい大きさのものを選びましょう。
ちなみに、ドッグフードだけでなく、フードボウルや台の選び方も大切です。
参考記事:高さは合ってる?フードボウルや台の正しい選び方や使い方
ドッグフードと言っても、本当に種類が多いんですよね。
でも、種類が多いからこそ、愛犬に合った理想のドッグフードを選ぶことができます。
気になったドッグフードが合ったら、メーカーの公式HPで確認してみましょう。
どんな思いで、どんな研究を重ねて、どれだけ犬のためを考えて作られたものかが分かるはずです。
また、ペットショップなどでドッグフードのサンプルがある場合もあるので、サンプルをもらって試してみるのもいいですよ。
ドッグフードに関するその他のこと
⇒ドッグフードの疑問を解決!種類や非常食・保存方法
※1.副産物とは、鶏や豚、牛などの内臓や骨、羽、頭、足など食肉加工時に出た廃棄部位を集めたものを言います。また、副産物はミールとも呼ばれています。
※2.療法食とは、動物病院で獣医師から処方される犬専用の治療食です。腎臓病や糖尿病、肥満、消化器疾患、高脂血症などの種類があります。
※3.総合栄養食とは、ドッグフードと新鮮な水だけを与えれば、犬に必要な栄養が摂れるものを言います。犬の年齢や成長に合った健康を維持できるような栄養バランスが優れているものです。
※4.AAFCO(全米飼料検査官協会)とは、ドッグフードの検査機関ではなく、ドッグフードの栄養基準値やガイドラインなどを設けている機関です。
さいごに
今回は、ドッグフード選びで気をつけることについてご紹介してきました。
もう一度、おさらいしておきましょうか。
- 原材料をチェックする
- 価格やパッケージで選ばない
- 犬の年齢や体質に合ったものを選ぶ
- 犬が食べても安心なものを選ぶ
- 食べやすい大きさのものを選ぶ
ドッグフード選びでは、この5つは最低限必要なチェックポイントです。
面倒だと思わずに、愛犬の健康のためにしっかりと理解しておきましょう!
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