保護された犬の種類や年齢は?しつけってされてるの?
- 2016.11.25
- 里親

犬の里親を考えている人にとって、どんな犬を迎えるかを考えることはとても大切なことです。
小型犬なのか大型犬を選ぶのか?
それとも、子犬を探すのか?
成犬や老犬を選ぶのか?
個体差はありますが、犬の種類や年齢によっては育て方やしつけの有無も変わってきます。
そこで、保護された犬の種類や年齢などについて、解説していきたいと思います。
保護された犬の種類や年齢は?
では、保健所や動物愛護センターなどで保護された犬の種類や年齢について見ていきましょう。
元保護犬の我が家の愛犬については、こちらでご紹介しています。
保護された犬の80%以上が年齢不詳!?
環境省の統計資料によると、保護された犬のうち80%以上を占めているのが成犬もしくは老犬です。
離乳していない幼齢の子犬は、全体の18%ほどになります。
犬の年齢と言っても、実際は所有者不明の犬が86%を占めているので、正確な年齢は分からないのが現状です。
所有者不明の犬とは、迷子になった犬や置き去りにされた犬、事故に遭って飼い主が特定できない犬のことを言います。
最近では、動物愛護法の改正もあり、保護犬への関心も高まったせいか『殺処分ゼロ』を掲げる自治体も増えてきました。
参考記事:悲しい現実!犬の殺処分がゼロにならないのは誰が悪いの?
また、保健所等の施設では直接犬を持ち込んでくる人に対して里親を探すことを促したり、引き取りを拒絶するケースも増えてきたのです。
そのため、保護された犬の中でも所有者不明の犬の割合が多くなっているんです。
どうやって犬の年齢や種類を判断するの?
では、どうやって犬の年齢を判断しているのでしょうか?
私が実際に訪ねた市の施設では、常駐している獣医師によって犬の外見や歯の状態、白内障などの老化現象の有無で推定年齢を出していると聞きました。
犬の種類については、外見などの特徴から推定しているそうです。
純血種は比較的少なく、今人気のミックス犬などが多い印象ですね。
元の飼い主が直接持ち込む場合は、犬の種類や年齢などが分かっているケースもあります。
保護された犬が成犬ならしつけはいらない?
正直なところ、しつけが必要な犬かどうかは、犬によって変わってくるとしか言えません。
なぜなら、しつけされた成犬なら、環境に慣れることができればトイレの場所やしてはいけないことなど家庭でのルールを教える程度で済む場合がほとんどです。
でも、しつけされていないまま成犬になった犬の場合は、トイレトレーニングはもちろんのこと、甘噛み、噛み癖や吠え癖など一から教える必要があります。
参考記事①:犬がマーキングをする意味や室内でさせないための方法
参考記事②:犬がトイレシートを食べる・ビリビリ破るときの5つの対策
また、保護犬の中には心に傷を負っている犬もいるため、人間に心を開かせる必要もあります。
でも、忘れてはならないのは、どんな犬を迎えるにせよ、まずは犬との信頼関係を築かないことには何も始められないということです。
我が家の愛犬は猫かぶりな犬だった!
我が家の愛犬は、とにかく人懐こくてカレンで愛らしいという言葉が似合うメスの小型犬でした。
「本当に犬?」と疑ったくらい『ワン!』の一声も吠えることがありませんでした。
でも、環境や私たち家族に慣れてくると、徐々に犬らしく吠えるようになって、『ワン!』と吠える度に喜んでいましたね(笑)
お散歩中も他の犬とすれ違っても、 最初の頃は吠えることなく友好的にしっぽを振っていました。
ところが1ヶ月もすると、徐々に本性(?)を見せるようになったのかすれ違う犬や通りすぎる自転車に吠えるように (;゚Д゚)
夕方の鐘に合わせて、「ワォーーン!」と遠吠えする日も…。
犬らしく吠えるようになったと最初のうちは喜んでいましたが、「吠えすぎも考えものだな」としつけの必要性をしみじみ感じるようになりました (;^ω^)
さいごに
今回は保護された犬の種類や年齢、しつけはされているのかどうかについてご紹介しました。
実際のところは、所有者不明の犬が多く種類ばかりか年齢やしつけがされているかどうかも正確には分かりません。
そういう点も考慮しつつ、あなたのライフスタイルや体力に合った犬を選ぶようにしましょう。
そして、一度引き取ると決めたなら、吠え癖やトイレの粗相など起こりうる失敗も全てを受け入れ、犬のペースに合わせてしつけをするようにしましょう。
⇒保護犬の里親になるための心構えや手続き・登録について解説へ
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