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里親

保護犬を引き取るリスクについて考えてみよう!

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保護犬を引き取ろうか悩んでいるあなたに一緒に考えて欲しいテーマがあります。

それが今回のテーマ『保護犬を引き取るリスクについて考えてみよう!』です。

1頭でも多くの保護犬に新しい里親が見つかってくれることを願っています!

でも、保護犬を引き取るリスクをよく考えずに引き取ってしまうと、犬だけでなく里親さんも辛い思いをすることになります。

それではどちらも幸せにはなれません。

だからこそ、今回はあえて「保護犬を引き取るのは難しそうだ」とあなたの心をくじかせることをお話します。

もしも、この記事を最後まで読んだ後でも「それでも、保護犬を引き取りたい」という人は、サトズムは全力であなたが里親になることを応援します!

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保護犬を引き取るリスクにはどんなものがある?

保護犬を引き取るリスクと聞いて、あなたはどんなことを思い浮かべるでしょうか?

たとえば、

  • お金がかかる
  • 病気やケガで治療が必要になる
  • 家族に懐かず、噛まれる
  • しつけが大変
  • 長時間の外出や旅行に出かけにくくなる
  • 犬が脱走する
  • 引き取る犬によっては寿命が短い

などが挙げられます。

「たしかに、そうだよね」とあなたはすんなり納得しているかもしれません。

でも、もっと重要なのは、こういう事態に陥ったら具体的にどんな感情を抱くのかを考えることです。

「不幸な思いをしている犬を助けてあげるためには、自分が我慢すればいいんだ」と多くの人が思いますよね。

けれど、誰にでも我慢できる限度というものがある訳で、人によってその度合いは異なります。

最初は「これしきのコト!」と自分を奮い立たせていても、少しずつ心に負担がかかっていき、気持ちに余裕がなくなってしまいます。

そして、これまで通りに犬を愛せなくなったり、そんな自分を「ダメな奴」と自分で自分を追い詰めてしまう。

あなたが迎える未来がこんなだったら、何とか阻止したいと思いませんか?

そこで、あなたにおすすめしたいのが『超マイナス思考で未来を想像してみること』です。

超マイナス思考で未来を想像してみよう!

普通なら「プラス思考で考えよう!」「できることから始めよう!」と言うところかもしれませんが、サトズムではそんなことは言いません。

なぜなら、プラス思考で考えたって、これから起こり得るリスクを避ける手段を考えることはできないからです。

普段どんなにポジティブな人でも、大きな負担がかかれば心が擦り減ってしまいます。

だからこそ、超マイナス思考で未来を想像することが重要なポイントになるんです!

では、冒頭であげたリスクの例で考えてみましょう。

お金がかかる

保護犬を引き取るとお金がかかります。

ドッグフードやトイレシート、ケア用品、シャンプー・トリミング代、予防接種代などなど。

ざっくり見積もっても毎月1万円前後はかかります。

現在の家計から最低1万円を捻出することは可能でしょうか?

「1万円くらいなら何とかなりそう!」と答えますよね。

きっと、優しいあなたなら、辛い思いをしてきた保護犬に愛情をたっぷり注いで、たくさん楽しい思い出を作ってあげたいと考えると思います。

「ドライブがてら、隣のまちのドッグカフェに行ってみようか」「犬も泊まれるホテルを予約して一緒に旅行に行こうか」

いろいろ楽しい計画を立てることでしょう。

でも、ドッグカフェで使う予算とか、旅行資金を毎月積み立てるなんてことは大抵の人はしません。

だとすれば、そのお金ってどこから出すことができるんでしょう?

「あの服欲しかったけど我慢しよう」「お風呂上がりのビールは最高だけど、我慢、我慢」

そうやって我慢しちゃうと思いませんか?

さらに、お散歩中に会ったワンちゃんがかわいい服を着ていて、「ウチのコにも買ってあげたいな」と。

犬の服ってあんなに小さいのに普通に3千円~5千円はします。

人間と違って古着なんてほとんど売っていませんから、基本的に新品での購入になります。

服も、ビールも我慢して、次は何を削れるのだろう。。。

高級な基礎化粧品からプチプラコスメに?友人との飲み会を減らしたり?間食は一切買わずに毎月節約生活を?

そんな生活をあと何年続けられますか?

病気やケガで治療が必要になる

犬の寿命は長くなっていて、それはとても喜ばしいことです!

ただ、人間もそうであるように、犬も長生きすればするほど、高血圧や糖尿病、ガンなどの病気になるリスクが高まります。

また、年齢に関わらず、事故や転倒によるケガのリスクも忘れてはいけませんね。

病気やケガの治療にはお金がかかることはもちろん、飼い主さんも少なからず負担がかかります。

それは、介護や介抱による体力的な負担かもしれないし、痛がったり苦しんだりする愛犬を優しく撫でてあげるしかできなくて自己嫌悪に陥ることかも。

2週間や1ヶ月なら、何とか乗り切れるかもしれません。

でも、もしその病気やケガがこの先愛犬が亡くなるまでずっと続いた場合、本当に乗り切ることができるでしょうか?

もしも、複数の獣医さんから安楽死を勧められるほど辛い経験をするかもしれないとしたら、あなたはそれでも乗り切れると言えるでしょうか?

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家族に懐かず、噛まれる

我が家の愛犬は推定4歳のメスで、保護犬出身です。

初めて市の保護施設に会いに行ったとき、「明るくて、何てかわいらしいコだろう!」と一目で惚れてしまいました。

とても懐っこいコだったので、我が家にもすぐに慣れるだろうと浅はかにも考えていました。

でも、いざ我が家に連れ帰ってみたら、私や母から距離を置くように警戒していました。

あんなに、市の保護施設ではとびっきりの笑顔でしっぽをブンブン振っていたのにもかかわらず。

そのとき、とてもショックだったんです。後から考えれば、初めて連れて来られた場所で警戒するのは当たり前のことです。

でも、その当時の私は犬好きだと自負していただけに、「私には心を開いてくれるだろう」と根拠のない自信を持っていました。

それから、1週間の間、愛犬は「ワン」と吠えることもなく、警戒しながら出されたごはんを食べ、散歩中にはまるでいつでも脱走準備を図っているかのようにも見えました。

「このコは我が家に引き取られて幸せだと思ってくれるんだろうか…?」そんなことばかりが頭を過ぎりました。

もしも、あなたが引き取ったコが1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、半年…と、なかなか懐いてくれなかった場合、それでも愛し続けることはできますか?

愛犬からの愛情が感じられなくても、ずっと愛し続けることはできますか?

どんなに初対面の印象が良かったとしても、引き取ってから全く懐かなかったり、噛まれたり、吠えられたり、常に警戒されたり、ウーっと威嚇されたりします。

それでも、一生をかけて愛情を注いであげることはできますか?

しつけが大変

保護犬の中でも成犬やシニア犬を引き取ってしつけをするということは、人間で言えば20年以上生きてきた人に一から教育し直すようなものです。

これまでしつけをされてこなかった犬の場合、オスワリやマテ、トイレトレーニングといった基本的なしつけから行う必要があります。

誰の目にもしつけが困難なことは明らかです。

愛情をもって我慢強くしつけを行っていけば、できるようになるかもしれません。

でも、もしも、ご近所に同じように引き取った保護犬がお利口でしつけをすぐに覚えたとしたら?

「何でウチのコは覚えてくれないんだろう?」「私の教え方が悪いのかな?」「○○さんちのワンちゃんはお利口でいいな」

最初のうちは「来たばかりだから仕方ないよね」と考えていても、そのうちに「どうして覚えてくれないの?」と犬を責めたり、自分自身を責めてしまうかもしれません。

お散歩中に会う犬がみんなお利口さんに見えて、しつけを覚えられない犬を恥ずかしく感じることもあるかもしれません。

また、なかなか覚えてくれない愛犬に対し、イライラしたり、怒鳴ってしまうこともあるかもしれません。

どんなに愛情を与えているつもりでも、愛犬には伝わらないかもしれないんです。

それでも、あなたは保護犬の里親になりたいですか?

長時間の外出や旅行に出かけにくくなる

保護犬でなくても犬を家族に迎えた場合、これまでとは生活が一変します。

長い時間愛犬ひとりで留守番させることができなくなります。

たとえば、友人や家族と外食や買い物に出かけたり、ペットを連れて行けないようなお店や施設には行けなくなります。

愛犬をペットホテルなどに預ければ、問題は解決できるかもしれません。

でも、愛犬にとったら、「またひとりぼっち…」「狭い所に閉じ込められるのはもう嫌だ…」そんな思いをしているかもしれません。

人間にとっての5~6時間はあっという間でも、犬には5~6時間が永遠のように感じていることでしょう。

長時間の留守番をさせ続ければ、犬によっては分離不安症(※1)になってしまうかもしれません。

もしも、真夏だったら、熱中症のリスクも高まります。熱中症についてはこちらもご覧ください。

エアコンをつけてきたから大丈夫と思っていても、停電などでエアコンが切れてしまう可能性もあります。

愛犬のためにも、外出先が制限されること、常に愛犬のことを頭に置いておかなければならないこと、これから先ずっと続けていく自信はありますか?

 

※1.分離不安症とは、飼い主と離れることをきっかけに強い不安やストレスから、体調不良を起こしたり、ずっと吠え続けたり、破壊行動を起こすなど様々な問題行動が見られるようになります。一種の犬の心の病気と考えることができます。

犬が脱走する

サトズムでは、引き取ったばかりの保護犬にはダブルリードを推奨しています。

ダブルリードについては、こちらをご覧ください。

引き取ったばかりの保護犬は、飼い主との信頼関係が築けていないことや、見知らぬ場所にいる不安からちょっとした隙に脱走してしまうことがあります。

我が家でも、1度脱走したことがありました。

また、首輪とハーネスのどちらでもスポッと体から抜けて脱走未遂が2度。

もしも、交通量の多い道路が近くにあったら…と思うと、おそらく顔が青ざめていたことでしょう。

犬によっては脱走癖がある場合もあります。

それは、過去に幾度となく脱走した経験があったり、その経験が犬にとっての楽しみの1つになっているからです。

もちろん、脱走癖があるかどうかは見た目には分からないので、飼い主が注意して見ておく必要があります。

玄関の開け閉めの際やお散歩中、換気で開けている窓や網戸、庭の塀の高さや隙間なども注意が必要です。

もしも、引き取った保護犬が脱走癖のある犬だったとしても、対策を練ったり、脱走しても必ず見つけ出して連れて帰る。

あなたは、脱走癖のある犬でも寛容に受け止めることができますか?

引き取る犬によっては寿命が短い

保護犬を引き取る最大のリスクは、引き取る犬によっては寿命が短いということ。

子犬だから長生きするとは言えませんし、シニア犬でも20歳を超える犬もいるかもしれません。

一般的には、犬は15歳前後が平均寿命とされていますが、これはあくまでも平均であって、必ず15歳まで生きる保証がある訳ではないのです。

さらに、保護犬となれば、中には辛い思いをしてきたり、満足にも栄養のあるごはんを与えられてこなかった犬もいます。

そういった犬の場合、信頼あるブリーダーから譲ってもらった犬とは違い、長生きできない可能性が高いです。

もしも、引き取って1年や2年で愛犬の寿命が尽きてしまうとしても、覚悟をもって最期まで飼い続けることができますか?

そして、愛犬の最期を迎える心構えはできていますか?

今すぐに答えを出さなくてもよいので、じっくりとご自身で向き合い、あなたなりの答えを見つけてみてください。

辛いこと、大変なこと、そして、また辛いこと。でも、その間にはちょっとの幸せもある。

保護犬を引き取ることって、そう簡単なことではありません。

たぶん、辛かったり大変なことの方がたくさんあると感じています。

ただ、そんな中でも、毎朝元気に「ワン」と吠えてくれたり、美味しそうにごはんを食べてくれたり、いびきをかいたり、夢をみながら吠えていたり。

そんなちょっとしたことに幸せを感じます。

その小さな幸せは、辛いと感じることも大変だと思うことも吹き飛ばしてくれるくらい、嬉しくて、微笑ましくて、とてもありがたいことです。

「この幸せがずっと続いてくれたら、どんなに幸せだろう!」そんな風に思える良いこともちょっとはあります。

そのちょっとの幸せをご褒美に、その何倍も何十倍も辛いこと、大変なことを吹き飛ばせると思える人は、ぜひ、保護犬をご自宅に迎えてあげてください。

保護犬を迎えるあなたには、ぜひ、こちらの記事を読んでいただきたいです。

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