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愛犬が世間で言う「悪いコ」であることは素晴らしいこと!

愛犬が世間で言う「悪いコ」であることは素晴らしいこと!

先日、東京であるワークショップに参加しました。

ワークショップの講師の先生は、私たち参加者にこう語りかけました。

「愛犬がオスワリをしたら、『お利口さんね』と言っていませんか?」と。

一瞬ドキッとしました。

日頃から、「オスワリ!よーしよし、偉いね~。お利口だね~」と言って愛犬を褒めていたからです。

褒め言葉は愛犬にとってご褒美になると思っていました。

しかし、講師の先生は全く違う考えを持っていたのです。

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「お利口さん」は誰にとって都合がいいんですか?

「『お利口さん』という言葉は、一体誰にとって都合がいいのでしょうか?」

講師の先生はさらにこう続けます。

「犬たちは人間に教えられたルールによって、犬本来の行動が失われつつある」とおっしゃったのです。

講師の先生の言葉を聞いて、私はモヤモヤした気持ちを感じずにはいられませんでした。

これまで私は、『愛犬が人間の世界で生きていくためには人間の世界のルールを教えてあげなければいけない』という価値観を持っていました。

少なからず、飼い主である自分が愛犬をコントロールできるようにすることが「しつけ」であり、飼い主の責任だと思っていたのです。

しかし、講師の先生は愛犬をコントロールしようとする飼い主の行動が愛犬らしさを奪ってしまうと教えてくれました。

甘噛みの真実

一般的には、「甘噛みは放置しておくと本気噛みになるから、やめさせなければならない!」といった情報であふれています。

でも、本当にそうでしょうか?

あなたの愛犬の甘噛みを放置し続けたら、流血するほどの本気噛みをする犬になっていたと思いますか?

講師の先生は15年以上のドッグトレーナー歴があり、日本やシドニーで約2,300頭もの犬たちを観察、指導してきた経験がある方です。

自身の経験から、「犬が甘噛みをするのは『遊ぼう!』と言っているから」だとおっしゃっていました。

経験者の言葉には重みがあります。

「なるほど!」と参加者は、講師の先生の話を食い入るように聞いていました。

突然ですが、ここで甘噛みする子犬の気持ちになって考えてみましょう。

愛犬が子犬なら愛犬を思い浮かべてみてください。

子犬が身近にいない人は、動画やテレビなどで見る子犬を想像してみてください。

子犬同士がじゃれ合って甘噛みし合っている姿。

子犬が母犬や同居猫に甘噛みしている姿を。

もちろん、甘噛みされたほうは嫌だと感じたら振り払おうとするだろうし、気に食わなかったら猫パンチで反撃に出ることもあるでしょう。

では、甘噛みをしている子犬を見て、「大変! ケンカが始まるから、すぐに離さなきゃ!」と、慌てて引き離そうとしますか?

それとも、甘噛みをする子犬に微笑ましさを感じましたか?

きっと、引き離そうとするよりも微笑ましいと感じたのではないでしょうか。

そうなんです!

子犬は相手が気に食わないから甘噛みして攻撃しているのではなく、ただ「遊ぼう!」と誘っているしぐさの1つにすぎないのです。

ドッグトレーナーの真実

犬は人間と違って言葉を話せませんし、手で「こっち来て」と呼ぶこともできません。

甘噛みやしっぽを大きく振ることで、相手に遊ぼうとアピールしているのです。

ただ、なかには甘噛みを放置していたら本気噛みに至ったというケースもあるようです。

誤解がないように言っておくと、ただ単に甘噛みを放置していて本気噛みに至るということはありません。

なぜなら、「甘噛みはやめさせなさい! 甘噛みはダメ!」という誤った情報に惑わされ、無理に甘噛みをやめさせようとした行動に問題があるからです。

コミュニケーションを取ろうとしている犬からすれば、「何もするな」と言われているようなものですよね。

愛犬の本気噛みで悩んでいる人は、こちらをチェックしてみてください。

これまで、しつけのために次の項目に当てはまることがありませんでしたか?

  • 本やネット、テレビなどで甘噛みは危険だと知って、ドッグトレーナーに預けた
  • 甘噛みをやめさせるために鼻ピン(指で鼻の頭をピンと強くはじく)や、クレートに閉じ込めるなどの体罰を行った
  • 犬友の根拠のない助言を実行した
  • ドッグトレーナーからしつけだと言われ、体罰を強要させられた
  • ドッグトレーナーの教材を実践した

もしかすると、これらの行為が愛犬を甘噛みから本気噛みへと悪化させてしまったのかもしれません。

犬が「遊ぼう!」と誘っているのに、体罰を与える、厳しく叱る、知らない人に預けるなどの行動で返せば、飼い主さんへの信頼が揺らいでもおかしくはないでしょう。

一般的に、ドッグトレーナーと聞くと犬のこと何でも知っている人と思ってしまいがちです。

しかし、ドッグトレーナーのなかには「古いしつけ論」にいつまでも固執して、犬と本気で向き合おうとしないドッグトレーナーもいます。

もしも、この記事を読んで、顔を真っ赤にして怒り狂ったり、コメント欄から罵声を浴びせるような人がいたとしたら、そのドッグトレーナーは古いしつけ論に固執し、犬と本気で向き合っていない人です。

ドッグトレーナーでない人なら、誤った価値観のドッグトレーナーに愛犬を押し付け、飼い主としての責任を放棄しているといえるでしょう。

本気で犬と向き合い、犬と向き合ってきた経験から学んだ人であれば、業界で上記のような誤った情報を発信しているドッグトレーナーがいることを認めるはずです。

そして、根拠を提示した上で解決策を教えてくれるでしょう。

ドッグトレーナーを選ぶときは、信頼に値するドッグトレーナーかどうかを見極めた上で相談しましょう。

過去を振り返って思うこと

今でこそ情報の精査ができるようになりましたが、私自身も十数年前は誤った情報を信じるダメダメな飼い主でした。

先代の愛犬が子犬の頃に甘噛みをしたら、鼻ピンをしたり叱ったりした経験があります。

今思うと、なぜ、もっと自分で愛犬の行動を深く知ろうとしなかったのかと、情けない気持ちと愛犬に申し訳ないという気持ちでいっぱいです。

だからこそ、今いる愛犬には同じようなことはしたくないと思います。

今いる愛犬は、我が家に来たときにはすでに成犬でした。

市に保護されたため、どこで誰に何をされたのか、どんな暮らしをしていたのかは分かりません。

我が家に来たときから甘噛みをすることはありませんでした。

ワークショップで甘噛みの意味が「遊ぼう!」と誘う、犬本来の行動であることを知って、愛犬のそんな姿が見られないのがさみしくも思います。

愛犬が犬本来の行動を忘れてしまっているのか、人間に対して心の底から信頼できなくなっているのか、私には分かりません。

それでも、愛犬が愛犬らしく暮らしていけるように、飼い主のエゴを押し付けないようにしていこうと思います。

あなたの愛犬が甘噛みをする子犬なら、犬本来の行動を観察できる大チャンスですよ!

さいごに

もしも、私と同じように過去を振り返って思うことがあるのなら、今から一歩を踏み出してみましょう。

愛犬が愛犬らしく暮らしていけるよう、飼い主のエゴはこの際、捨て去ってしまいませんか?

愛犬が甘噛みをしてくれることは、もうないかもしれません。

でも、愛犬が愛犬らしく生きていく環境を整えるのに遅すぎることはありません!

一緒に愛犬のために飼い主のエゴをゴミ箱にポイッと捨ててしまいましょう!

 

最後に、講師の先生の言葉は、私自身が記憶をたどって文章化したため、実際とは多少違った言葉となっています。

ただ、受けたニュアンスは近いものがありますので、その点だけご容赦いただければと思いますm(__)m

 

「私もこんな経験があります!」「ウチのコ、甘噛みします♪」など、お気軽にコメントください(*^^*)

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