保健所で保護された犬の里親を選んだ理由
- 2016.11.24
- 里親

あなたが犬の里親になろうと考えた理由は何ですか?
最近ではペットショップやブリーダーから子犬を買うのではなく、保健所や動物愛護団体などから犬を引き取り、里親になるケースが増えてきました。
私もそのうちの一人で、初めて飼った犬はブリーダーから購入し、2頭目は保健所で保護された犬の存在を知って、里親になることを決めました。
では、他の人はどんな理由から犬の里親になることを選んだのでしょうか?
ペットショップのショーウィンドウに並ぶ子犬ではなく、ブリーダーですくすく元気に育った子犬でもなく、年齢も犬種も不明な犬の里親になろうと決めた理由を知りたいと思いませんか?
そこで今回は、犬の里親になった人が里親という選択をした理由についてご紹介します。
里親という選択…その理由とは?
犬の里親になるという選択をした人は、なぜペットショップやブリーダーで子犬を入手するという選択を選ばなかったのでしょう?
ケース①保護された犬の救出
日本では犬を飼う時、ペットショップやブリーダーから子犬を入手することが一般的です。
でも、最近では保護された犬の里親になる人が増えてきています。
ボランティア団体によって保護された犬、保健所等の施設に引き取られ殺処分の順番を待つ犬、悪徳ブリーダーによって飼育放棄された犬など。
今や空前のペットブーム。でも、その華やかな舞台の裏では、こんなにも悲惨な運命にある犬たちが多くいるんです。
[blogcard url=”http://light-comes-in.jp/dogskilling-cause/”]
[blogcard url=”http://light-comes-in.jp/petbiz-darkness/”]
そんな現状を知る人々が少しずつ増えてきて、里親という選択しています。
もっともっと、里親を希望する人が増え、保護犬たちが幸せな犬生を全うしてくれたら嬉しいですよね。
[blogcard url=”http://light-comes-in.jp/dog-fosterparent-mentalattitude/”]
ケース②引退した繁殖犬の余生の面倒
高齢のため、役目を終えた引退犬も多く存在します。
後世へ優秀な遺伝子を残した繁殖犬や障害のある人を手助けする盲導犬や聴導犬など。
立派にお役目を果たした後は、ゆっくりと家庭犬として余生を過ごして欲しい。
そんな風に、人のために懸命に働いてくれた犬に感謝の気持ちを持って、里親になる人もいます。
盲導犬などの場合、子犬期に育てられたパピーウォーカーの元に戻って第2の犬生を過ごす犬もいます。
ケース③私の場合
私の場合はどうだろうと、このブログを書きながら里親を決断した日のことを思い返していました。
理由は2つありました。1つは老衰で亡くなった愛犬を失い、ポッカリと開いてしまった心の穴を埋めてくれる存在が欲しいと思ったこと。
もう1つはケース①にもあった過酷な運命を背負った犬たちの存在を知り、私にも救える命があるのだと気づいたこと。
多くは救えないけれど、1頭の犬と最期の日を迎えるまで一緒に生きていこうと思ったんです。
これが私が里親になった理由です。
保健所で保護された犬のその後
保健所で保護された犬について、少しお話したいと思います。
環境省による調査(平成27年度 犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況)によると、年間で46,649頭が保健所等に収容されています。
そのうち15,811頭が殺処分されているのです。
詳細はこちらから確認できます。
⇒平成27年度 犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況(環境省)
3頭に1頭以上の割合で犬が殺処分されていることが分かります。
とても信じられない、信じたくない事実です。でも、そんな悲惨な現実の中、明るい話題もあります。
16,417頭の犬が里親に引き取られ、殺処分直前で動物保護団体や一般の人によって救出されています。
さいごに
犬の里親になった人がどんな理由で里親になる決断をしたのかについてご紹介してきました。
どうでしたか?あなたはどのように感じましたか?
命あるものの面倒をみるということは、思った以上に責任が伴います。
しっかりと犬の里親になりたいと思う理由をもう一度考えてみましょう!
2度捨てられる犬を出さないために。
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