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犬の里親の壁!外飼いや留守番を長時間させるのがNGな理由

犬の里親の壁!外飼いや留守番を長時間させるのがNGな理由

里親になる保護犬を探すとき、必ずといっていいほど目にするのが里親の条件です。

保護犬を引き取る条件として、犬をひとりぼっちにさせない、室内で飼える環境があるなど。

でも、共働きや一人暮らしの人にとっては、保護犬の里親になる大きな障害になっています。

 

一人暮らしの方は、こちらの記事もご覧ください。

一人暮らしは犬の引き取り不可?断られたらどうすればいい?

 

そこで、今回は犬の里親の壁になっている、外飼いや長時間の留守番がNGな理由についてまとめてみました!

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犬の外飼いがダメなのはなぜ?

保護犬を引き取る条件として、犬の外飼いがダメなのはなぜなのでしょうか。

昔は番犬が常識、今は動物愛護の観点から室内飼いが常識になりつつある

日本で犬を番犬として飼っていた頃は、犬の外飼いは世間一般の常識でした。

『ドラえもん』や『サザエさん』に出てくる犬は、たいてい玄関のそばに立派な犬小屋が置かれています。

中庭の地面には杭が打ち込まれていて、犬は首輪を鎖につながれている姿が描かれていますね。

玄関先に誰かが訪れると、犬は「ワンワン、ワンワン」と大きな声で吠え、番犬としての役割を果たしていました。

時代が移り変わるとともに、番犬としての役割から家族や友達、ときには飼い主の良き理解者として飼われることが増えてきています。

そのため、ゴールデン・レトリーバーやグレート・デンなどの大型犬の室内飼いも珍しくなくなってきました。

また、夏は涼しく、冬は暖かく、犬が安心して眠れる居場所を用意するという動物愛護の観点からも、犬を飼う上で室内飼いは必須条件として多くの飼い主に受け入れられていったのです。

このような背景から「犬の室内飼いは当たり前」というような風潮が広まっていったように思います。

犬の外飼いをする家がめっきり減ったのも、納得できるでしょう。

保護犬を外飼いするリスクとは?

保護犬の外飼いを禁止する保護団体が多いのはなぜなのでしょうか。

「愛情深く育てるのなら、外飼いでも問題ないのでは?」と考える人も多いでしょう。

保護犬を外飼いするリスクとして、次のことが考えられます。

 

・脱走する可能性がある

・ネグレクトの記憶がよみがえる

・不審者から嫌がらせをされる

まずは「脱走する可能性がある」ことです。

保護犬のなかには脱走癖がある犬もいるため、室内飼いよりも外飼いのほうが脱走するリスクは高くなります。

懐いている犬であれば、脱走してもすぐに追いかければつかまえることができますが、引き取ったばかりの保護犬の場合、なかなかつかまえることができないのです。

元保護犬の我が家の愛犬も2~3度脱走したことがあります。

散歩中に突然、首輪からスルッと頭を抜き、全速力で走り去っていったときは血の気が引くほど驚きました (;^_^A

 

次に「ネグレクトの記憶がよみがえる」についてです。

ネグレクトとは「飼育放棄」を意味する言葉で、十分なごはんが与えられず、散歩にも行けない、狭い場所でずっと放置されるなど、劣悪な環境に置かれ、文字通り飼育を放棄されることを指しています。

過去にネグレクトを経験した保護犬の場合、鎖や狭い場所に拘束されることはネグレクトの頃の記憶を呼び覚ますきっかけとなる恐れがあります。

行きたい場所に行けない、鎖につながれた不自由な環境は、保護犬の心の傷を癒すことはできないのです。

 

そして「不審者から嫌がらせをされる」リスクもあります。

ペットの猫が毒物の入ったものを食べさせられて具合が悪くなった、亡くなったというニュースをよく目にすることがありますが、まさにこれです。

世の中には立場の弱いものを痛めつけてストレスを発散する人が少なからずいます。

飼い主の目が届かないところにいるペットは不審者からの嫌がらせをされるリスクが高いのです。

保護犬の安心や安全が脅かされる可能性があるため、多くの保護団体では保護犬の外飼いをNGとしているのです。

なんで犬に長時間の留守番をさせちゃダメなの?

犬の中には長時間の留守番ができる犬もいる中「保護犬だけが長時間の留守番をさせてはいけないなんて納得できない!」と考える人もいらっしゃることでしょう。

たしかに、犬が留守番できるようにするためのしつけ方法や、自宅でおとなしく留守番をする愛犬動画などをネット上で目にすることがありますよね。

留守番は避けられないけれど、その分、一緒にいられる時間は保護犬のために使う、いっぱい愛情を注ぐという人もいるでしょう。

でも、保護犬の立場に立って考えてみたら、どうでしょうか?

一度は死の淵に立たされた犬がやっと温かく迎えてくれる人と出会えて引き取られたのに、いつもひとりぼっち……。

誰かが玄関に来るたびに「飼い主さんかなぁ!」と喜んだり「誰だろ?そこに誰かいる?怖いよう」とおびえたり。

飼い主は「自宅は安全な場所だから大丈夫」と分かっていても、保護犬には今いる場所が安全なのかどうかを知る手段はないのです。

犬によっては長時間の留守番によって強いストレスを受けるため、体調を崩したり問題行動が増えたりすることがあります。

 

犬のストレスに関する内容は、以下の記事にまとめています。

犬がストレスを受けやすい飼育環境の変化や注意点を紹介

 

里親を探す立場から考えると、保護犬が二度と不幸にならないためには、誰でも簡単に里親になれることよりも犬のことを最優先してくれる人を選びたいと思うのも無理もないことなのです。

また、留守中に犬が病気やケガをした場合に、犬ひとりでは病院に行くことも、応急処置をすることもできません。

熱中症など、症状によっては命に危険が伴う場合も考えられます。

そういった意味でも、長時間、犬ひとりにしておくことはリスクが高いといえるのです。

 

全国各地で、地震や台風、水害などの自然災害が増えています。

もしも保護犬の里親になることを考えるのであれば、災害時の同行避難についての知識も必要です。

同行避難について知っておくべきことはこちらの記事にまとめているので、ぜひ読んでみてください。

災害に備える!犬と同行避難のために必要な準備やしつけ

結局、共働きや一人暮らしは保護犬の里親になれないの?

外飼いや長時間の留守番がダメなら、共働きや一人暮らしの人は保護犬の里親になれないのでしょうか。

まずは、結論を出す前に、もう一度次の3つのことを考え直してみてください。

 

・本当に外飼いでなければ犬を飼えないのか?

・長時間の留守番をさせないためにできることはないか?

・犬の里親になるために妥協できるところや工夫できることはないか?

仕事を在宅勤務にしたり、室内で犬を飼える物件に引っ越したり、家を留守にするときに預けられる人を探したり。

工夫次第で保護犬を引き取る条件をクリアできるかもしれません。

その上で、一度保護犬の里親募集している人に相談してみてはいかがでしょうか。

 

相談する前にこちらの記事で里親になるための心構えをチェックしておきましょう!

保護された犬の幸せのために必要な里親の心構えとは?

 

募集側としては、保護犬を幸せにしてくれる人を探しているのですから、あなたの熱意が伝われば親身になって相談に乗ってくれる可能性もあります。

やれることは全てやって、それでもダメなら、保護犬の里親になること以外で保護犬の助けになる方法を考えましょう。

 

ちなみに、保護犬を助ける方法には、こんな考え方もあります。

こちらの記事を読んでみてください!

保護犬とシェアハウス!楽しくボランティア支援ができる仕組み

【寄付やボランティア】引き取り以外で保護犬を助ける方法

さいごに

里親の条件は犬を幸せにしてくれる人を探すための、一種のふるいのような役割なのだと思います。

あなたが保護犬を「必ず幸せにしてあげられる!」という自信があるのなら、その熱意を里親を募集している人に伝えてみてください。

今、保護犬の里親になれなかったとしても、あきらめる必要はないと私は思います。

あなたが経験していることが、近い将来に保護犬を引き取るきっかけになることがあるかもしれません。

私自身も、最初から愛犬に出会えたわけではありませんでした。

どうか、あきらめずに長期戦を覚悟の上で、あなたのライフスタイルに合った保護犬を探してみてください。

素敵な保護犬との出会いがあることを心より祈っています (*^^*)

 

保護犬の里親になるための心構えや手続き・登録について解説

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