犬が室内やドライブで快適に過ごすための暑さ対策と注意点
- 2017.05.08
- 飼い方

ゴールデンウィークも終わり、初夏の陽気が漂う季節になってきました。
山には緑が生い茂り、カラフルな花々が至るところに彩りを添えています。
こんな美しい景色の中、愛犬とドライブに行きたいと思いませんか?
ゴールデンウィークは混雑を避けて、自宅でゴロゴロしていたという方でも通常の週末なら渋滞も緩和されるので、ドライブに最適です。
ただ、汗ばむ陽気のドライブには、注意しておくことがあります。
それは、愛犬の暑さ対策です。
まだ夏じゃないから大丈夫だなんて、安心していられません。
そこで、今回は愛犬とのドライブや室内での暑さ対策についてご紹介します。
そもそも犬はどうして暑さに弱いの?
犬は寒さには強いけど、暑さには弱いと言われています。
たしかに、人間と違って全身が毛で覆われていて、汗を大量にかいて体温を下げるということができないため、急激な体温の上昇には適応しにくいことが分かります。
とくに、犬には汗を分泌する汗腺が足の裏の肉球にしかないため、舌を出しながらハァハァと浅くて速い呼吸をするパンティングで体温を下げようとします。
ただ、このパンティングは体温を下げようとする一方で、荒い呼吸によって体温を上げることにもなるのです。
そのため、気温が高い日や湿度が高い日などは、愛犬のための暑さ対策が必要なのです。
では、愛犬のための暑さ対策にはどんなことが必要なのか見ていきましょう。
愛犬のための暑さ対策を知ろう!
毎年、犬が車内に残されて熱中症で亡くなったというニュースが絶えません。
犬を飼う者として、とても心が痛みます。
あなたも愛犬には、そんな辛い思いをさせたくないはずです。
そのためにも、ドライブや室内での暑さ対策について学びましょう!
犬の暑さ対策に大切なこと
ドライブでの暑さ対策として水分補給以外に大切なことは、
- 車内温度・室温や湿度の管理
- 風通しを良くする
- クレートやケージ内の工夫
などがあります。
では、一つずつ詳しく見ていきましょう。
車内温度・室温や湿度の管理
エンジンを切った車内に直射日光が当たったり、気温が高い日は車内温度が50℃以上にも上がることがあります。
そのため、車内温度が高い場合は、窓を開けたりエアコンをつけて車内温度を下げてから愛犬を車に乗せるようにしましょう。
犬にとって快適な室温は、大体26℃前後で湿度は50~60%と言われています。
ただ、犬によって涼しいと思うかは人間にも言えるように個体差があります。
犬の様子を見ながら、温度管理を行うようにしましょう。
また、直射日光が直接当たらないように、室内ではカーテン、車内では遮光サンシェードを活用しましょう。
風通しを良くする
風通しが悪く、空気の循環が無いと犬は熱中症になりやすくなります。
そのため、車内にクレートやケージに犬を入れて後部座席の後に置く場合は、小さな扇風機を置くなど空気の循環にも注意してあげる必要があります。
一方、室内でもエアコンをつけているからと言って、安心してはいけません。
室内でもエアコン+扇風機で空気が循環する環境を整えてあげましょう。
人間にとっては丁度良い環境でも、人間より平熱が高い犬にとっては必ずしも適度な環境とは言えません。
空気の循環を良くすることで、犬にとっての適度な環境を用意してあげましょう。
クレートやケージ内の工夫
クレートやケージは直射日光を避け、日陰を作ってくれますが、その分風通しも悪くなりやすいです。
犬がクレートやケージ内で快適に過ごすためには、犬が涼しいと感じるような工夫が必要になります。
最近は犬用の暑さ対策グッズとして、ひんやり感を感じられるベッドやマットなど様々なグッズが販売されているので、暑さ対策グッズを有効活用することをおすすめします。
そこで、どんな暑さ対策グッズがあるのか、一部をご紹介したいと思います。
犬のための暑さ対策グッズを紹介
犬のための暑さ対策には、様々なグッズが販売されています。
エアコンや扇風機以外にも犬が快適に過ごせるように、暑さ対策グッズを活用しましょう。
おすすめの暑さ対策グッズ
ドライブや室内でおすすめの暑さ対策グッズには、
- 冷却不要のクールマット&ベッド
熱がこもらない構造になっているため、通気性も良くひんやり感が感じられる - クールネック&スカーフ・バンダナ
水に濡らして軽く絞るだけでひんやり感が長持ちする - クールウェア
水に濡らして軽く絞り叩くとひんやり感が長持ちする
などがあり、犬の体に密着することで犬が涼しさを感じることができます。
こういったグッズを上手に活用して、愛犬が快適に過ごせるよう工夫してあげましょう。
さいごに
今回は、室内やドライブでの犬のための暑さ対策についてご紹介してきました。
愛犬が気持ち良さそうに寝ていたり、呼吸が荒いなど観察をして、愛犬が快適だと感じる適温を見つけましょう。
そして、快適な室内空間、そして、快適なドライブを愛犬と楽しんでくださいね♪
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