愛犬が床やソファをペロペロ舐める理由や対策を解説
- 2019.10.19
- 気持ちや心理

愛犬が床やソファをペロペロと舐めている姿を見たことがありませんか?
我が家の愛犬もよくソファを舐めていたのですが、最初は「何がおいしくて舐めてるのかな?」なんて、呑気に観察していました。
ただ、ソファだけでなく布製の自分のベッドを舐めるようになり、「なぜだろう?」と疑問に感じたので、調べてみることにしました!
私と同じように愛犬の「舐める」という謎の行動の理由や、舐めるのを止めさせるための対策を知りたい人に必見ですよ。
犬が「舐める」行動を取るのはなぜ?
犬の「舐める」行動には、意味がないように見えます。犬の「舐める」という行為には、いくつかのサインが隠れているんです。
犬はコミュニケーション力の高い動物で、「遊んで欲しい」「お腹が空いた」「かゆい・痛い」などの感情や気持ちを、さまざまなしぐさや行動で表現します。
舐めるという行為が意味する犬の感情や気持ちは、状況によって変わるんです。
たとえば、不安やストレスを和らげようと、自分の体を舐める。
飼い主に構って欲しくて、飼い主を舐めたりすることも!
だとすれば、床やソファを舐める行為にも、犬の心理が隠れているのだと予想できますよね。
犬が舐める対象によって意味が大きく変わってくる!
犬が自分の手足を舐めるのと、飼い主や床、ソファを舐めるのでは意味が大きく変わります。
気になる床やソファを舐める犬の心理について解説していきますね。
犬が床やソファを舐める心理とは?
犬はなぜ床やソファを舐めるのでしょうか?
実は、犬はこんなことを考えているんです。
「クンクン、おいしそうなにおいがするから舐めてみよう」
「ふわふわで舐めると落ち着くなぁ」
「ここを舐めれば、遊んでくれる!」
一つ目は、単に床やソファに食べ物が落ちていたり、そのニオイが残っていたりして、ペロペロと舐めています。
これは、お腹が空いている、暇つぶしに物色していることが考えられますね。
二つ目は、舐めることで不安やストレス、退屈な気持ちを落ち着かせようとしています。
これは、カーミングシグナルです。
カーミングシグナルは犬同士で行われるコミュニケーションの方法で、しっぽの高さや振り方、姿勢の高さなどの違いや、ニオイを嗅ぐといったさまざまな種類があります。
一つ一つに意味があり、その組み合わせでも読み取り方は変わってくるのです。
人間で言えば、貧乏ゆすりや頭をかいたり、髪を触ったりするようなものですね。
舐める行為を繰り返すうちに、理由もなくクセになることもあるんですよ。
三つ目は、犬が床やソファを舐めることで、飼い主の気を引くことができると学習したのでしょう。
本来、上記のどちらかの理由で舐めていたはずです。
でも、飼い主が「こら!そんなとこ舐めちゃダメ~」と、怒ったり反応を示したりしたことで、犬は舐めれば飼い主の気を引くことができると理解したのでしょう。
飼い主の気を引きたくて舐めているのなら、犬は「構って欲しい」「遊んで欲しい」と飼い主をずっと見つめていたのかもしれませんね。
床やソファを舐めるのを止めさせるための対策
「愛犬に床やソファを舐めるのを止めさせたい」と考える飼い主さんの中には、「しつけをすればいいのね」と考える人も多いでしょう。
でも、一番大切なことはしつけをすることではありません。
「なぜ床やソファを舐めているんだろう?」と疑問に思い、原因を突き止めることが重要です。
しつけで舐めるのをやめさせられたとしても、犬が抱えている不安やストレスなどの根本的な原因を解決しなければ意味がありません。
愛犬は舐める場所を変える、別のしぐさや行動を取ることになるでしょう。
さて、上記の三つの犬の心理別に対策を紹介します。
「クンクン、おいしそうなにおいがするから舐めてみよう」
⇒犬にも無害なお掃除シートでしっかりニオイや汚れを拭き取りましょう!
「ふわふわで舐めると落ち着くなぁ」
⇒愛犬がどんなときに舐めるのかを観察しましょう!
「ここを舐めれば、遊んでくれる!」
⇒散歩の時間やコースを変える、運動量を増やす、愛犬と触れ合う時間を増やすなど、工夫してみましょう!
愛犬が舐める行為をしそうになったら、「オスワリ」や「フセ」などで気をそらせるようにしましょう。
また、愛犬が舐めるのを止めない場合は、ドッグビヘイビアリストや犬の行動学に詳しい専門家に相談することをおすすめします。
ここで私からあなたに質問です
「愛犬はなぜ床やソファを舐めているのでしょう?」
その答えを見つけられるのは、飼い主であるあなただけです。
愛犬を観察し、どんな気持ちで床やソファを舐めているのか考えてみましょう。
もしよければ、そのときのエピソードを教えてください(*^^*)
コメントをお待ちしております♪
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