梅雨前に知っておこう!雨の日の犬のストレス発散方法と病気
- 2018.05.08
- 生活・レジャー

飼い主にとって1年で最も憂鬱なシーズンをあげるとすれば、やはり「梅雨」をあげるのではないでしょうか?
雨の日でもお散歩に行く場合は、お散歩後の愛犬のお手入れが大変になります。
一方、雨の日は雨に濡れるのが嫌な愛犬の場合、お散歩に行けないためにストレスを溜めてしまうこともあります。
そこで今回は、梅雨前に知っておきたい雨の日の犬のストレス発散方法や気をつけたい病気についてご紹介します。
そもそも雨の日でもお散歩に行ってる?
愛犬と雨の日でもお散歩に行きますか?
我が家では、雨の日のお散歩は雨の強さで行く日と行かない日があります。
小雨くらいなら愛犬に犬用のレインコートを着せて、飼い主は傘を差してお散歩に行きます。
雨が強いときは音や体に打ちつける感触が苦手なようなので、お散歩は控えます。
雨があがったタイミングで行けるときは、時間をずらして行くこともあります。
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こんな調査があったので、ご紹介しておきますね。
アイペット損害保険株式会社で行った『雨の日のお散歩に関する調査』では、回答した飼い主の6割が「雨の日でもお散歩に行く」と答えています。
この中で、小型犬は5割強。中型・大型犬は8割近くが「雨の日でもお散歩に行く」と回答しています。
参考:アイペット損害保険株式会社『雨の日のお散歩に関する調査』
小型犬よりも中型・大型犬に多いのは、運動量の違いが考えられます。
小型犬はお散歩に行けなくても室内で遊びや運動をすることで、ある程度お散歩の代わりにすることができます。
でも、中型・大型犬になると、なかなか室内だけで十分な運動をさせようと思うと、屋内ドッグランなど広い場所でなければ難しいです。
とは言え、雨が続く梅雨時期に毎日屋内ドッグランへ連れて行くのは時間的にも経済的にも難しいものです。
では、梅雨時期はどのようにして愛犬の運動不足やストレスを発散してあげればいいのでしょうか?
梅雨時期におすすめの愛犬との過ごし方
梅雨時期、窓越しに外を眺める愛犬を見ていると、どうにか運動不足やストレス発散をさせてあげたいと思いますよね。
ここでは、体の大きさ別におすすめの過ごし方をご紹介します。
まずは、小型犬から見ていきましょう!
小型犬におすすめの過ごし方
小型犬の場合、体が小さいこともあり運動量が少ない犬も多い犬もある程度の広さを確保すれば、室内運動だけでも運動不足やストレス発散することが可能です。
たとえば、次のような遊びを組み合わせて遊んであげると良いでしょう。
- ボール遊び
- フリスビー遊び
- ロープで引っ張りっこ
- 筋力トレーニング
- アジリティに挑戦
ボールや柔らかい素材のフリスビー、引っ張りっこ遊び用のロープなどで遊んであげるだけでも、愛犬の運動やストレス発散になりますね。
「犬なのに筋力トレーニング?」と、驚かれる人もいるかもしれませんが、シニア犬やシニア期に備えて足腰の筋力を鍛えておくことは愛犬の健康寿命を延ばすことにつながります。
たとえば、後ろ足の筋トレなら、「オスワリ、立つ、オスワリ、立つ」を繰り返すだけでも人間がスクワットしているような筋トレ効果が期待できます。
前足を鍛えるのなら、「オスワリ、フセ、オスワリ、フセ」を繰り返し行います。
ひたすら筋トレさせるだけでは犬も飽きてしまったり、集中力をなくしてしまうので、小さくしたおやつをごほうびにあげながら5回程度行いましょう。
やりすぎるとかえって足腰に負担をかけてしまうので、「これだけでいいの?」くらいの軽い運動に済ましておきましょう。
最後の「アジリティに挑戦」は、小型犬だからこそ室内でできる運動です。
愛犬がぴょんと飛び越えられるような大きさの障害物を置いたり、段ボールなどをつなげてくぐらせるのも良い運動になりますよ!
また、部屋の中を片付けてあげて走らせてあげるのも一つですね。
中型・大型犬におすすめの過ごし方
小型犬のように自宅の室内であまり運動ができない中型・大型犬の飼い主さんは梅雨時期ほど悩むことはないのではないでしょうか。
そんな中型・大型犬におすすめの過ごし方はこちら。
- 筋力トレーニング
- 宝探しゲーム
- 犬芸
- ドッグダンス
- ドッグマッサージ
もちろん、小型犬にもおすすめできます。
筋力トレーニングは小型犬の過ごし方でご紹介した通りです。
次の宝探しゲームは、おやつやおもちゃなど愛犬の好きなものを隠して宝探しのように走らずに体を動かせる遊びです。
運動量や頻度に合わせて隠す場所を遠くにしたり、難易度をあげてチャレンジするのも良いですね。
他にもYoutubeなどにある犬芸やドッグダンスを愛犬と一緒に挑戦してみるのもおすすめです。
とくに大型犬で運動量の多い犬種の場合、自宅の室内では十分な運動をさせることは難しいのが実情です。
少しでもあり余るエネルギーを消費するためにも、体と頭を使った上記の遊びやトレーニングに挑戦してみましょう!
そして、愛犬の気を静めたり、日頃の疲れをとってあげるにはドッグマッサージがおすすめです。
とくにおすすめなのが「テリントンTタッチ」です。
以前、ホリスティックケアについて通信講座で学んだときに初めて知ったマッサージ法ですが、マッサージの仕方によって犬を落ち着かせたり、リラックスさせることができます。
YoutubeでTタッチのやり方を解説する動画を見つけたので、参考にしてみてください。
Tタッチにもいくつか種類があります。
詳しく説明すると1記事では収まらなくなってしまうので、また別の機会にご紹介しますね。
ちなみに、愛犬がリラックスしているかどうかを知るヒントとして、こちらの記事を参考にしてみてください。
梅雨時期に気をつけたい病気とは?
ジメジメと湿度が高くなる梅雨時期には、気をつけたい病気がいくつかあります。
これから迎える梅雨に備えて、愛犬の健康管理のために予習しておきましょう!
梅雨時期に気をつけたい病気は、こちらの3つです。
- 皮膚疾患
- 耳の病気
- 食中毒
1つずつ詳しく見ていきましょう。
1.皮膚疾患
梅雨時期のジメジメした気候は、皮膚疾患を起こしやすくします。
とくに、被毛が2層構造になっているダブルコートの場合、湿度がこもりやすく細菌などが繁殖しやすくなります。
皮膚疾患の中でも梅雨時期に気をつけたいのはこちらの2つです。
- マラセチア皮膚炎
犬の皮膚に常在するマラセチア(カビの一種)が増殖することで、皮膚炎や外耳炎を引き起こします。 - 膿皮症(のうひしょう)
細菌の繁殖によって小さな膿ができ、強いかゆみ症状が現れます。
愛犬が体の一部や全身をかゆがったり、炎症、膿など異常が見られる場合は、動物病院に受診し早期に治療やお薬を処方してもらうようにしましょう。
マダニやフィラリア症の予防も抜かりなく!
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2.耳の病気
細菌の繁殖によって引き起こされる病気は皮膚疾患だけではありません。
とくに、ダックスフンドやシーズー、レトリーバー系などのタレ耳の犬種の場合、外耳炎になるリスクが高まります。
立ち耳の犬種に比べて、タレ耳の犬種は耳で耳の中をフタしてしまうため、湿度が高くなると耳の中に湿気がこもり、細菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。
細菌が繁殖することで炎症を起こしたり、耳の中がかゆくなって足で掻いて耳の中を傷つけてしまうことで外耳炎になることもあります。
愛犬が耳や首のあたりを頻繁に掻いていたり、頭を振ったりする場合は耳に異常があることを疑い、動物病院へ受診するようにしましょう。
こちらの記事を参考に、お耳のケアも定期的に行いましょう!
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3.食中毒
意外と忘れてしまいがちなのが食中毒です。
食べ残したドッグフードを片付けずに出しておいたり、定期的に水を入れ替えていなかったりすると、それを愛犬が摂取することで食中毒を起こす場合があります。
食べ残したドッグフードは時間を決めて廃棄するようにしましょう。
また、お水も愛犬が飲むときに常に新鮮なお水が飲めるように、定期的にお水を替えたり、新しい容器に新鮮なお水を入れるなどの工夫をしましょう。
その他の注意点
梅雨時期は気温や湿度、気圧がコロコロ変わりやすいため、人間と同様に犬も体調を崩しやすくなります。
梅雨時期に多い症状として、下痢や熱中症もあげられます。
気温や湿度はエアコンなどで調節可能なので、愛犬の体調管理のためにも愛犬に合わせた室内環境を整えてあげましょう。
ちなみに、熱中症についてはこちらで詳しく解説しています。
さいごに
梅雨時期の愛犬との過ごし方はいかがでしたか?参考になるものはありましたか?
「これなら、愛犬と一緒に楽しめそうだ!」というものがあれば、ぜひ、雨の日にチャレンジしてみてくださいね!
また、「こんな方法や遊び方もおすすめ!」「ぜひ、他の飼い主さんにもシェアしたい!」というご意見などがあれば、下のコメント欄からメッセージお寄せください♪
では、憂鬱な雨の日がいつもとは違う楽しみな日になることを心より祈っております☆彡
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