アレルギーの可能性もある犬の逆くしゃみの止め方を紹介
- 2017.10.17
- 健康や病気・ストレス

愛犬が「ブフェ、ブフェ」とまるでブタの鳴き声のような呼吸に、不安を感じたことはありませんか?
呼吸に異変があるだけでなく、ニワトリのように首を前後させるような異常な動作をしています。
実はコレ!「逆くしゃみ」の可能性大なんです。
逆くしゃみは小型犬や鼻の短い短頭種に起こりやすい症状です。
短頭種についての詳しい説明は、こちらの記事にまとめています。
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我が家の愛犬も最近逆くしゃみをするようになったので、何とか対処法が無いものかと探していたところでした。
そこで、今回は逆くしゃみの止め方をご紹介したいと思います。
また、逆くしゃみとはどのようなものなのか、愛犬の体への影響はあるのかどうかなども一緒にご紹介していきたいと思います。
逆くしゃみは病気ではない!
逆くしゃみとはそもそも何なのか?
これは逆くしゃみの止め方の次にあなたが気になることではないでしょうか?
愛犬の健康を害する病気なのか?それとも、犬にはよくあることで、心配する必要が無いものなのか?
結論から言ってしまうと、逆くしゃみは病気ではなく、発作性の呼吸なんです。
「病気ではないの?あんなに愛犬は苦しそうなのに!」と、あなたは感じていることでしょう。
確かに、私も最初はあなたと同じように、不安な気持ちで一杯でした。
でも、逆くしゃみについての知識を深めていくことで、そこまで不安がる心配がないことが分かりました。
あなたも愛犬のために逆くしゃみについて理解を深めて、逆くしゃみへの対処法を見つけましょう!
では、まずは逆くしゃみの症状や原因について、ご紹介します。
逆くしゃみの症状とは?
逆くしゃみと言うと、一般的には冒頭でもご紹介したように、ブタのような鳴き声やニワトリのような首を前後させるような動作があります。
犬や人によって聞こえる鳴き声は異なり、
- ブー、ブー
- ブヒー、ブヒー
- グエー、グエー
- ガーコ、ガーコ
- ヒックヒック
- フガ、フガ
などのように聞こえるようです。
また、犬だけでなく猫にも起こる症状です。
時間にして、数秒~数十秒程度で収まると言われています。
そのため、何もしなくても勝手に収まってしまうものなのです。
それに、苦しそうな呼吸に見える割には、何も無かったかのように元気そうな場合が多いです。
それにしても、逆くしゃみという名前は何となくイメージがつくようなつかないような感じがしますよね。
では一体、どんな原因やメカニズムがあるのでしょうか?
逆くしゃみの原因やメカニズムとは?
逆くしゃみがどのような原因で起こるのか、あなたも気になることかと思います。
でも、実は逆くしゃみの原因は、未だに解明されていないんです。
その理由の一説として、逆くしゃみ自体は病気ではなく、命を脅かすようなものではないと考えられているためです。
そのため、とくに獣医療において、特別な治療が定められている訳ではありません。
強いて言うのなら、人間が日常生活でするしゃっくりのようなものと考えられているんです。
ただ、逆くしゃみを引き起こす共通点として、ある可能性が示されています。
例えば、
- 冷たい空気を吸い込む
- 興奮している
- 早食いした後
- 激しい運動の後
- 鼻や喉への刺激(香水、タバコなど)
- アレルギー反応
- ウイルスや細菌などによる感染
などが挙げられます。
逆くしゃみのメカニズムは、空気を勢いよく吸うことで引き起こされると言われています。
ただ、気をつけたいのは気管虚脱です。
気管虚脱は呼吸の度に「ガー、ガー」と鳴き声をあげるため、逆くしゃみと誤解してしまう可能性もあるのです。
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では、次はいよいよ逆くしゃみの止め方について、ご紹介したいと思います。
実際に我が家の愛犬にも試してみた方法もあるので、その時の様子も一緒にお話ししたいと思います。
逆くしゃみの止め方
逆くしゃみの原因は解明されていませんが、逆くしゃみの止め方はいくつかの方法があると言われています。
我が家の愛犬もこのうちの2つを試して、実際に逆くしゃみが止まりました。
では、その方法も合わせてご紹介します。
逆くしゃみの止め方①鼻の穴を指で塞ぐ
逆くしゃみを止めたい時には、愛犬の鼻の穴を指で塞いであげましょう。
「鼻の穴を指で塞ぐって!」と思うことでしょう。もちろん、最初は私も半信半疑でした(笑)
でも、この方法は我が家の愛犬でも実際に試して、すぐに収まった方法です。
逆くしゃみの空気を勢いよく吸い込むメカニズムを裏に取った方法ではないかと思います。
鼻の穴を塞ぐことで、一時的に空気を吸い込むことをストップさせます。
そうすることで、呼吸が通常通りに戻るのでしょう。
逆くしゃみの止め方②肩甲骨のすぐ後ろにあるツボを指圧する
肩甲骨のすぐ後ろにある「膈兪(かくゆ)」というツボを優しく指圧する方法です。
この方法でも我が家の愛犬の逆くしゃみを止めることに成功しました。
膈兪というツボは、呼吸器疾患やしゃっくりを止める時などに効能があると言われています。
ポイントは強く押し過ぎないことです。
逆くしゃみの止め方③大好きなおやつを鼻先で嗅がせる
大好きなおやつを鼻先で嗅がせる方法も効果があると言われています。
我が家の愛犬には試したことがありませんが、この方法で愛犬の逆くしゃみが止まったと言う飼い主さんが多いようです。
①や②の方法よりも、手軽に試すことができますね。
おやつのニオイを鼻先で嗅がせることで、逆くしゃみの呼吸のリズムを崩して、通常通りの呼吸に戻す効果があるのでしょう。
ただ、おやつは逆くしゃみが止まった後に、与えるようにしましょう。
万が一、おやつが気管に入ってしまってはそれこそ、肺炎などの病気の原因になる可能性がありますからね。
おやつ選びについては、こちらの記事も参考になります。
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逆くしゃみの止め方④ゴクンと唾を飲み込ませる
ゴクンと唾を飲み込ませることで、逆くしゃみが止まるという犬もいるようです。
唾を飲み込ませるためには、
- 愛犬の舌を触る
- 飼い主の手を舐めさせる
などの方法で試してみましょう。
食いしん坊のワンちゃんなら、大好きなおやつやドッグフードを目の前に出すだけで唾を飲むかもしれませんね。
この唾を飲み込ませる方法もおやつのニオイを嗅がせるのと同様に、逆くしゃみの呼吸のリズムを崩すことができるのでしょう。
逆くしゃみの止め方⑤喉や胸元を優しく撫でる
最後にご紹介する方法は、喉や胸元を優しく撫でる方法です。
飼い主さん以上に愛犬は突然の呼吸の異変にパニックを起こしているはずです。
だからこそ、喉や胸元を優しく撫で、「大丈夫だよ」と優しく声をかけてあげることが大切なのかもしれません。
ここでご紹介した方法は、医学的な治療法ではなく、あくまでも「試してみたら止まった!」という対処法です。
逆くしゃみであるか心配な場合や、数分以上も異常な呼吸が続く場合は、動物病院に受診することをおすすめします。
ちなみに、病院を嫌がるワンちゃんには、こちらの記事も参考になります。
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さいごに
逆くしゃみが病気ではないことにホッとする反面、放って置いても勝手に止まる症状だからと放っては置けません。
人間だって、病気ではないしゃっくりでも、多少なりともストレスに感じますし、早く止まって欲しいといろいろな方法を試すものです。
ぜひ、あなたの愛犬が逆くしゃみをしていたら、今回ご紹介した対処法を試してみてください。
もしも、他にもこんな方法があるよと言う場合は、下記のコメント欄よりシェアしてくださると嬉しいです!
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