毎日の散歩は運動以外の意味も!犬にも飼い主にもあるメリット
- 2017.01.29
- 飼い方

世の中にはいろいろな考え方を持つ人がいて、犬のお散歩一つ取っても考え方や方法が異なります。
例えば、運動量が少ない小型犬は、室内運動だけで十分だから散歩は必要ないという考えを持つ人など。
初めて犬を飼う人や犬についての知識を深めようとする人にとって情報の多さは混乱を招くだけです。
私自身、犬には散歩が必要だと考えています。
犬は本来、外で自由に走り回ることが好きだからです。
そして、散歩は運動以外にも大切な意味を持っていると思うからです。
そこで今回は、犬の散歩のメリットや必要な回数や時間についてご紹介したいと思います。
犬にとって散歩がどんな意味を持つのか?
一緒に考えていきましょう。
犬にとって散歩は息抜きになる
犬にとって散歩は、どんな意味を持つのでしょうか?
野生の犬と違って人に飼われている犬は、常に一定の場所に縛られて生活しています。
外飼いの犬なら中庭の鎖だったり、室内犬なら自宅の中と自分の意志だけでは自由に走り回ることもできません。
もちろん、飼い主としては犬の安全を考えてのことです。
ただ、犬としてはどこかで美味しそうなニオイがしたときや興味あるものが目の前を通ったりすると、追いかけたくなるのが本能です。
こうして、犬は追いかけたいけど追いかけられない欲求と葛藤の中でフラストレーションが溜まっていきます。
そんなとき、散歩は犬にとってとても良い息抜きになります。
草のニオイを嗅いだり、すれ違う人や犬を観察したり、いろいろな物を見たり嗅いだり。
飼い主にも散歩はメリットがある!
散歩は犬のためだけでなく、飼い主にも意外なメリットがあります。
- 犬同士や飼い主同士で友達ができる
- 犬も飼い主も健康を保てる
- 犬と飼い主の信頼関係を深める
- メリハリがあり毎日が楽しくなる
- 外に出ることが楽しくなり、アクティブになれる
では、次に犬の散歩で必要な回数や時間についてご紹介します。
犬の散歩の回数や時間はどれくらい?
犬の散歩の回数や時間は、犬種や犬の運動量、体調などによって変わってきます。
ここでは、健康な犬の一般的な回数や時間をご紹介します。
小型犬の場合は?
小型犬の場合、20~30分の散歩を朝・夕に1日2回行うのが望ましいです。
犬の息が上がったり、疲れている場合は、時間が長すぎる可能性があります。
間に休憩を挟んだり、安全な場所でロングリードを使用して自由運動をさせると良いです。
中型~大型犬の場合は?
中型~大型犬の場合、30~60分の散歩を朝・夕に1日2回行うのが望ましいです。
ただ歩くだけではストレス発散にならないので、並走して走ったり、ロングリードによる自由運動、ドッグランで走らせるなどの工夫も必要です。
また、知能が高い犬種には、遊びを兼ねたトレーニングを取り入れてあげると良いです。
例えば、アジリティーやフリスビー、ハイレベルな犬技を教えるのもおすすめです。
散歩での注意点は?
散歩に行く際に注意しておきたいことがあります。
次のことに注意して、安全な散歩を行いましょう。
- パグやフレンチブルドッグなどの短頭種は
長時間の散歩はしない - 気温が高い時間帯は避ける
- 子犬やシニア犬の場合、時間や距離は短めにする
- 暑さ、寒さ対策をしっかり行う
- 人通りや車が少ない安全な場所で行う
- 散歩の時間やルートは固定しない
- 飼い主としての散歩のマナーを守る
- 天候が悪い日は中止する
参考記事:なぜ犬は雷が怖いの?恐怖症に打ち勝つ方法と注意点とは?
さいごに
犬にとって散歩が運動だけじゃなく、息抜きやストレス発散という重要な意味があることがお分かりいただけたかと思います。
でも、実はもう一つ大切なことがあります。
それは、あなた自身が心から散歩を楽しむことです。
犬はあなたが楽しんでいる姿を見て、より散歩が楽しいと感じます。
そして、あなたとの絆を深めることに繋がっていくのです。
あなたにとっても、愛犬との散歩の時間は至福の時間となるはずです。
-
前の記事
散歩の時だけしかトイレをしない犬!我慢する心理や対策 2017.01.27
-
次の記事
子供が苦手な犬!注意すべきことと仲良くさせる方法とは? 2017.01.30