もちろん「命の花プロジェクト」って知ってますよね?
- 2018.08.19
- コラム

先日、録り溜めていたTV番組を観ました。その中の1つにあった番組が「命の花プロジェクト」に関するドキュメンタリー番組です。
この「命の花プロジェクト」をご存知ない人もいらっしゃると思うので、簡単に解説します。
「命の花プロジェクト」とは、青森県三本木農業高等学校で2012年度から始まったプロジェクトで、殺処分された犬や猫たちの骨を砕いて、土に混ぜて、花を育てる活動のことです。
YouTubeでこの活動を紹介している動画があったので、ご紹介します。
TV番組を観ていて感じたことは、いつになったら彼ら彼女らは犬や猫たちの骨を自らの手で砕くという辛さから解放されるのだろうか?ということでした。
動物愛護法の改正によって、自治体では犬や猫を捨てる飼い主を拒むことができるようになりました。でも、未だに犬や猫が殺処分されている事実は変わりません。
殺処分される犬や猫の数は年々減少しているものの、犬は10,424頭、猫は45,574匹の合計55,998の犬や猫が全国で殺処分されているのです。
そして、飼い主が直接連れてくるケースは、犬が全体の11%(4,663頭)で、猫が全体の15%(11,061匹)に上ります。
環境省「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況(平成28年度)」
最近ではTV番組でも殺処分や保護犬、保護猫に関する特集が組まれることも多いのにも関わらず、未だに犬や猫を捨てる人がいるのです。
そして、捨てられる犬や猫が存在する限り、「命の花プロジェクト」は継続され、彼ら彼女らは殺処分された犬や猫たちの骨を砕き続けなければならないのです。
動物が好きで動物に関わる仕事がしたいという彼ら彼女らにとって、辛く苦しくもあり、怒りに震える体験・経験ではないかと思います。
1日でも早くこうした活動が無くなる日が来ることを願うと共に、改めて私自身できることを続けていきたいなと感じました。
もしも、これを読んでくださっているあなたの周りに、犬や猫などペットを手離そうと考える人やペットを大切にしていない人がいたら、「命の花プロジェクト」について、話してあげてください。
そして、ペットの命の尊さを一緒になって考えてあげてください。
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