プロフィール
こんにちは!ソラです。
在宅でライティングのお仕事をしながら、元保護犬の愛犬とまったりした生活を送っています。
このブログを通して、犬の里親になりたい、興味があるという人に役立つ情報をお届けできたらいいなと思っています。
なぜ、そのように思うのかというと……
実は、愛犬の死がきっかけでした。
少し長文になりますが、興味がある方はどうぞゆっくり読み進めてみてください。
あなたが求める答えのヒントや、何かのきっかけになってくれたらうれしいです(*^^*)
今は亡き愛犬との出会い
亡き愛犬との出会いは、父の「犬を飼うぞ」というまさかの発言がきっかけでした。
父は私をペットショップに連れて行き、「どの犬にするか選びなさい」と言いながら、数百ページにもなる分厚い犬種カタログを私に手渡したのです。
犬種を選ぶ特権を得てうれしくなり、カタログを1ページ目から熱心に読みはじめました。
しばらくしてから、あるページの犬種が目に飛び込んできたのです。
そう、それがシェルティー(シェットランド・シープドッグ)という犬種とのはじめての出会いでした。
首の周りには真っ白なふわふわの飾り毛があって、どこか気品があるシェルティーに私は一目で心を奪われてしまったのです!
私は興奮気味に、父に「この犬種がいい!」と一言。
今となっては「もっと慎重に選ぼうよ!私!」と言いたいところですが、まぁ、10代の子供だったので、そこは許すとしましょう (;^_^A
父は即決し、ペットショップ店主によいブリーダーを紹介してもらうことになったのです。
後日、高速のインターチェンジ近くでブリーダーと会うことになりました。
ブリーダーの車にケージが置かれており、中には2匹の子犬がいました。
どちらもメスです。
ケージに近づくと、2匹はそれぞれ異なる行動を見せました。
1匹は私の方へ飛び跳ねてきて、『出して、出して!』と言わんばかりにケージ内で愛らしい表情を見せます。
もう1匹は飛び跳ねる子犬と対称的で、ケージの奥で体を丸め、おびえた目をして私を見つめていました。
一般的には、明るくて活発な性格の子犬を選ぶ方がよいと言われています。
でも、私はケージの奥で丸くなっていた子犬を選びました。
それは、なぜか?
理由は、とてもシンプルです。
「このコは私が守ってあげないと!」と強く、強く感じたから。
おびえる様子の子犬に母性本能をくすぐられ、完全にノックアウトです!
そう、よくあるパターンですよね。
今でも、その当時に感じたことをはっきり覚えています。
「人懐こくて活発な子犬なら誰にもらわれても幸せになれるはず」だと。
でも、「怖がりで大人しいこの子犬は、誰にも選ばれないかもしれない」と思ったんです。
そして、私はおびえた子犬を指差し、父に「こっちの子犬がいい」と言いました。
父は「あっちの子犬のほうが元気そうだぞ」と言いましたが、私はきっぱり「このコでいい!」と。
我が家の一員となった愛犬は、私の両手にすっぽりと収まるほどの小さな体。
その小さな体を落とさないよう、だけどつぶさないよう、やさしく抱きかかえました。
車内では、愛犬が「クゥーン、クゥーン」と悲しそうに鳴き続けます。
私は愛犬の眉間の辺りをやさしく撫でることにしました。
愛犬は泣き疲れたのか、ホッとしたのか、しばらくしてようやく眠りについたのです。
今振り返ってみると、おびえた目の子犬と、人見知りで引っ込み思案な自分を重ね合わせて見ていたのかもしれません。
これが今は亡き愛犬との出会いです。
そして月日は流れ、私たち家族に悲しい別れの日がついに訪れたのです。
愛犬との最後の時間、そして別れ
少し前までは子犬だった愛犬が年をとり、体は徐々に衰えていきました。
13歳まであと2カ月の頃には、ひとりで歩くことも、立つことも、ごはんを食べることさえもままならない状態になったのです。
私と母は交代で、愛犬の看病をしました。
針のない注射器に、愛犬が大好きな「すりおろしりんご」を入れて、寝たきりの愛犬に食べさせたり。
母と二人がかりで排せつで汚れたお尻まわりを洗ったり、やさしくマッサージしたり。
愛犬が窓の外をずっと眺めているので、愛犬を抱えて庭で日向ぼっこをしたことも。
まれに体調がよいときがあり、ひとりで歩いてトイレシートでオシッコをする姿勢をとったこともありました。
常にオムツをしていたので、トイレシートでオシッコをする必要はありません。
でも、愛犬にとっては元気だった頃のようにトイレシートでしたかったのでしょう。
とてもきれい好きなコだったので……きっと。
元気になったかと思うと、数時間後には寝たきりに戻り、その後もずっと寝たきり状態が続きました。
そんな状態が1カ月ほど経ったある日のこと。
愛犬が元気だった頃のように、軽快なステップで室内をグルっと一周するように歩いたのです。
母と私は、そんな愛犬の姿を泣いて喜びました。
「このまま、また元気になるかもしれない」と、私は淡い期待を抱いていたのです。
きっと母も同じことを思っていたでしょう。
その翌日、愛犬は私と母、妹に見送られる中、静かに息を引き取りました。
ついに愛犬は、虹の橋へと旅立ってしまったのです。
愛犬が亡くなる前日に見せてくれた元気な姿は、きっと私たちに元気な姿でお別れをしたかったのでしょう。
今頃、虹の橋でほかの犬たちと、楽しく遊んでいるのだと信じています。
「二度と犬なんて飼わない!」から保護犬の里親へ
愛犬の死を経験した私は、「二度と犬は飼わない!」と固く決意しました。
でも、1年、2年、3年と時が経つにつれて、やはり大好きな犬と関わって生きていきたいと強く思うようになったんです。
そんなとき、殺処分される犬の存在をはじめて知りました。
恥ずかしながら、犬を飼っていた頃は殺処分されている犬がいたことすら、全く知らなかったのです。
殺処分については、こちらの記事でくわしく解説しています。
その頃からでしょうか、「保護犬を引き取りたい」「飼い主に捨てられ傷ついた犬を癒してあげたい」。
日に日にそんな気持ちが強くなっていったのです。
でも、私一人では犬を飼う環境も経済力もありませんでした。
私は、母に相談しました。
「保護犬を引き取りたい」と。
私が知る限りの保護犬や殺処分に関することをすべて母に伝えました。
そして、母と私は保護犬の里親になるための準備をはじめたのです。
私にできること……
保護犬のためにできることを私なりに考えていたことをこちらの記事にまとめてあります。
「保護犬を引き取ることはできないけれど、何か力になりたい」という人は、ぜひご覧ください。
市内の動物指導センターや民間の保護施設に応募しても、なかなか条件に合う保護犬は見つかりません。
保護犬の里親になる以外で、保護犬たちを救う手助けができないかと摸索する日々が続きました。
そんなある日、ようやく私にできることを見つけたんです。
それが、このブログの運営でした。
その後、偶然か必然か、運命の出会いを果たすことになるのです。
保護犬だった愛犬との出会い
私が現在の愛犬と出会ったのは、2016年の秋。
先代の愛犬が亡くなってから、4年の月日が経った頃でした。
「保護犬を引き取りたい!」という願いが叶ったのです!
里親登録していた動物指導センターから「希望条件に近い保護犬がいる」と、連絡が入りました。
翌日、母と二人で保護犬に会いに行くことにしたのです。
動物指導センターには、全部で4匹の保護犬がいました。
「ワン!ワン!」と警戒吠えをする犬や、私たちから距離を取ろうとする犬がいる中、ひときわ目を輝かせてこちらを見つめる小型犬が1匹。
その犬こそ、我が家の一員になる愛犬だったのです。
母と私は一目で気に入ってしまいました。
愛犬との出会うまでのくわしい経緯や里親になるための手続きについて、こちらの記事にまとめました♪
↓↓↓
動物指導センターで出会った愛犬は、そっと指で触れるだけで骨の輪郭が分かるほど、げっそりとやせ細っていました。
ドッグフードは与えられていましたが、保護されて間もなかったため栄養状態が十分ではなかったのです。
それにもかかわらず、愛犬は目を大きく輝かせて出迎えてくれました。
愛犬がどんな経緯で保護されたのかを、今となっては知ることができません。
でも、愛犬は一言で言い尽くせない、つらさや苦しさ、悲しさ、切なさを小さな体に秘めていたのではないかと思うのです。
もしかしたら、前の飼い主に虐待されていて、命からがら逃げてきたのかもしれない……。
もしかしたら、ひとりきりで置き去りにされ、野生動物と遭遇したり、物音や雷におびえたりと、怖い思いをして生き延びてきたのかもしれない……。
想像するだけでも、いたたまれない気持ちでいっぱいになりました。
愛犬は「わたし、こんなに明るくて良いコだよ!」と、言葉で伝える代わりに体全体で一生懸命表現しているように見えたのです。
今思い返しても、愛犬のその健気な姿に目が潤みます。
本音を言うと、動物指導センターから里親登録時の希望条件に近い保護犬がいると連絡をもらったとき、正直なところ興味が持てませんでした。
その保護犬は、シーズーだと聞いていたからです。
「里親になりたい!」と言っておきながら、心の中では「若くて見た目がかわいい犬」に出会うことを期待していました。
元々、シーズーに対してかわいいという感情を持っていませんでした。
シーズー好きな方、シーズーのワンちゃんたち、ごめんなさい(;゚Д゚)
でも、今はそうは思いません。
たとえ、どんな犬種でも、下アゴが上アゴより出っ張っていても、若い犬でなくても、右後ろ足の股関節がズレていても、関係ないのです。
私はようやく、本当の意味で『犬』を好きになれたんだと思います。
愛犬が私を変えてくれたのです。
今は「愛犬と出会わせてくれて、ありがとう!」その一言につきます!
愛犬について多くを語らないワケとは?
サトズムの記事内では、愛犬のことをくわしくお話していません。
理由は、あなたにはあなたの愛犬がいたり、興味のある犬がいるからです。
私が愛犬のことを中心に記事を書いてしまうと、愛犬色の濃い自慢ブログになってしまいます (;^_^A
サトズムを読んでくださっているあなたには、自分のことや愛犬のことに置き換えていろいろと考えて欲しいのです。
なので、あえて愛犬のくわしい情報は開示していません。
私の経験上、トイプー中心のブログにはトイプー飼い主しか集まりません。
小型犬中心のブログには、大型犬の飼い主は興味を持ちません。
サトズムでは、なるべく多くの方に読んでもらいたいため、なるべく入り口を広くしておきたいと思っています。
ただ、中には愛犬の情報の少なさに「本当に犬飼っているの?」と疑問に感じる方もいるかもしれません。
そこで、少しだけ我が家の愛犬のことをここでだけ、ご紹介しようと思います。
興味がある方は、もう少しおつきあいください (*^^*)
我が家の愛犬の特徴
我が家の愛犬の基本情報をちょっとだけご紹介します♪
- 生まれた場所
保護されるまで放浪していたため、生まれた場所は不明です。 - 生まれた日
生まれた日も不明です。
我が家にはじめて来た日を誕生日にしました。 - 年齢
推定ですが7歳です(2019年11月現在)。 - 性別
女の子です(保護時に避妊手術済み)。 - 体重
小太り気味の5.2kgです(2019年11月現在)。
獣医さんからは「5kg程度に維持しましょう」と言われています…… (;^_^A - 好きなこと
食べることとお散歩、草むらに鼻を突っ込むこと、車でのドライブが大好きです♪ - 嫌いなこと
ひとりぼっちになることと、前足の肉球回りの毛のカットと爪切り、注射です。
ひとりぼっちにしないよう、いつも一緒です。 - チャームポイント
スヌーピーみたいに黒い耳、唇に隠れ切らないしゃくれた下アゴとすきっ歯です♡ - できること
おすわり、待て、ゴー(行っていいよー)、おなかー(お腹を見せる)、お手、タッチ(お手のハイタッチ版) - 出かけたことがある場所
動物病院、ペットサロン、ドッグラン、ペットグッズのお店、犬OKのホームセンター、犬OKのテーマパーク、犬OKの温泉旅館に行ったことがあります。 - 健康上の心配事
後の右足の股関節が外れたまま、正常な位置より前の位置にくっついてしまっていること(獣医さんは子犬の頃からだと推測)。 - 最近した仮装
手作りのハロウィンやサンタの仮装をさせてみました。
意外と嫌がりません。 - 愛用の品
ドッグフードは「ナチュロル」、ペット用ドライヤーなど
詳しくは、こちらにまとめています♪
ちょっとだけと言いながら、気分良くなってしまったせいか、いろいろご紹介しちゃいましたね (;^ω^)
読んだ方はうすうす気づいているはず。
「全然、しつけとか管理とかできてないじゃん!」と…… (;^ω^)
そうなんです!
これこそ、サトズムが推奨している愛犬とのゆるーい関わり方なんです。
先代の愛犬には、犬の飼育本をお手本にさまざまなしつけを試みました。
でも、それは正しい接し方ではないと、気づいたのです。
今は、愛犬が愛犬らしく暮らしていけるようにサポートしていこうというくらいの気持ちで愛犬に接するようにしています。
だって、十分なくらいつらい思いをしてきたはずですから……。
老後はゆっくりしてもらいたいし、なるべく楽しい犬生を送ってもらいたいんです。
それが、私が愛犬に思うこと。
最低限のしつけを教えること、マナーやルールを守ることは忘れてはいけません。
でも、他人に迷惑をかけないのなら、必要以上のしつけはいらないと私は思うのです。
さいごに一言二言…
このブログを読んでくださった方の中から、保護犬について情報発信してくれる人や愛犬への接し方が変わった人、保護犬に興味を持った人が一人でも増えてくれればうれしいです。
興味のある方は、こちらの記事にも目を通していただけるとありがたいです<(_ _)>
不定期ではありますが、私自身の経験をおりまぜながら、お伝えしていきたいと思います。
もしも、ご意見やこんなテーマを取り上げて欲しいなどありましたら、こちらからお問い合わせください♪
どんな内容の記事があるかを確認するには、こちらから確認できます。
最新記事はこちらから確認できます。
今後ともサトズムを長く長ぁーく、ごひいきによろしくお願いします (*^^*)